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異色の医療ドラマ『フラジャイル』最終回へーー「100%の診断を下す」医師はどんな物語を紡ぐ?

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【リアルサウンドより】

 TOKIOの長瀬智也が2年ぶりに主演を務めたドラマ『フラジャイル』がいよいよ最終回を迎える。今期をもって廃枠となることが決まったフジテレビ水曜22時枠の最後を飾るこのドラマは、これまでの日本の医療ドラマとはかなり異なるテイストの作風が見どころであった。

 前クールに同枠で放送されていた西島秀俊主演の『無痛〜診える眼〜』は、同じ医療ドラマでも患者を見ただけで診断を下すという、特殊な能力を持つ医者が描かれていた。それに対し、『フラジャイル』は患者の病変部を採取し、それを顕微鏡で観察した上で病変を解析し、診察を下すのである。もちろん、現実的なのは後者の方であるが、これまで日本のドラマ界で重宝されてきた類の医療ドラマと比較すると、視覚的な派手さは無い。たとえば救命医療の現場を臨場感たっぷりに描くようなドラマと比べると正反対の世界であって、現に第2話で救命医療医とやり合うなど、それをあえて意識した部分さえも感じられる。

 それでも、このドラマの特筆すべき点は、多くのシーンが病理診断部の部屋で進行し、医療知識がないと掴みづらいような単語が飛び交う場面と、これまでの医療ドラマにおなじみである患者や医師など周囲の人間のドラマが絶妙なバランスで交錯していることである。

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