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『おそ松さん』はTVアニメ復活の“のろし”となるか? 社会現象となった理由を徹底解剖

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【リアルサウンドより】

 TVアニメ界に「社会現象」と呼ぶことのできるギャグ作品が、久しぶりに現れた。赤塚不二夫の出世作となった、六つ子を主人公とした漫画「おそ松くん」三度目のアニメ化作品「おそ松さん」である。深夜アニメにも関わらず、女性ファンを中心にターゲット層を大きくはみ出し幅広い年代に認知され、現在も支持を拡大し続けている。なぜこのような昭和の香り漂う題材の作品が、短期間で爆発的な人気を得ることができたのだろうか。ここでは、その理由を徹底的に解明していきたい。

■お蔵入りとなった第1話「復活!おそ松くん」の衝撃

 新しくアニメ化が決定したことで、おそ松をはじめとする作中のキャラクターが、現代の視聴者に受け入れられるよう試行錯誤するというメタ的な展開が第1話の内容だ。六つ子やイヤミ、デカパン、ダヨーンなどといった往年の登場人物が、「ガチョーン」「お呼びでない」「シェー!」など昭和ギャグをかまして笑いを取ろうとする。比較的冷静なチョロ松は「こんな昭和ヅラをしたメンバーのギャグで、いまさら人気出るわけないよ」と、絶望的な状況に頭を抱える。この一連のシーンの面白さは、製作者の葛藤をそのまま作中のキャラクターにしゃべらせているところだろう。しかし、おそ松には秘策があった。平成以降の有名漫画・アニメをコピーすることで、人気を挽回しようというのである。彼ら六つ子は自分らの絵柄を「萌えキャラ」に刷新し、学園アイドルとなってイケメンの魅力を前面に押し出そうとする暴挙に出る。

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