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目からウロコの歯の話

女優などの不気味に白すぎる人工歯は危険!1本17万円、深刻な体調不良を招くおそれ

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かみ合わせの変化がもたらす副作用

 清原被告がまだ現役の野球選手だった頃、上下の歯を真っ白い歯に替え、明らかに下顎の位置がズレたのが見て取れました。かみ合わせが変化したのです。人工の歯に替えるときの一番のリスクは、それまでのかみ合わせが変化してしまう可能性が大きいことです。

 かみ合わせの変化によって、歯や顎の痛み、頭痛、肩こりなどの諸症状に悩まされることも決して少なくありません。筆者の医院には、そうした患者さんが訪れ続けています。

 スーパーホワイトセラミックの一番の問題点は、削る本数を増やさざるを得ない仕組みにあります。たとえば、前歯1本に被せ物をする治療の場合、通常は両隣の歯の色に合わせることで違和感のない色調の人工の歯1本のみを被せて終了です。しかしスーパーホワイトにすると、両サイドの歯はもちろん、下の歯とも色調が合うはずがありません。そこで、歯科医は犬歯から犬歯までの6本、さらに下の歯6本を人工の歯に替えることを勧めます。こうして上下で計12本の真っ白い人工の歯が輝くことになるのです。

 12本も一度に替えれば、当然かみ合わせも大きく変化します。体に不調が現れるリスクを背負うことになります。削る歯が1本で済むところ、12本に増えればそれだけ患者のリスクは増えますが、逆に歯科医の儲けは増えます。ある審美歯科の料金表によると、スーパーホワイトセラミックは1本12~17万円となっており、非常に高額です。

 見た目優先のスーパーホワイトには、「かみ合わせ」という大切な歯の機能を壊すリスクが潜んでいます。高い料金を払い、健康な歯を削ってまで受ける治療ではありません。
(文=林晋哉/歯科医師)

●林 晋哉(歯科医師)
1962年東京生まれ、88年日本大学歯学部卒業、勤務医を経て94年林歯科を開業(歯科医療研究センターを併設)、2014年千代田区平河町に診療所を移転。「自分が受けたい歯科治療」を追求し実践しています。著書は『いい歯医者 悪い歯医者』(講談社+α文庫)、『子どもの歯並びと噛み合わせはこうして育てる』(祥伝社)、『歯医者の言いなりになるな! 正しい歯科治療とインプラントの危険性』(新書判) 、『歯科医は今日も、やりたい放題』(三五館)など多数。

林歯科HP:http://www.exajp.com/hayashi/

『歯科医は今日も、やりたい放題』


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