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住宅ローンの常識を破壊?名門企業をV字回復させたプロ経営者の「シンプル&大胆」な手腕

構成=小野貴史/経済ジャーナリスト
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–社長の任期を気にすることもないわけですね。

浜田 全然! 「今日で社長はおしまいです」と言われてもけっこうです。現実には、自分もアルヒに投資しているので辞めることはありません。会社が独り立ちして、私がいなくても伸びていけるようになったら、考えますが。

「半分はこれから創業、ゼロからの出発」

–浜田社長の知見を経営幹部に伝える時、理解はされても、同じような経験を積んでいないために「そうはいっても、実行は難しい」ということはありませんか。

浜田 私の仕事のやり方を見せるしかありません。当社の社員はみんな優秀なので、本質的な問題が何かをわかっています。「どうせ変えられないよ、このシステムは」というような場面に私が入っていって「正論を言うけど、おかしいでしょう? なんでこうできないの? こう変えたら、コストも減るでしょう。業績も伸びるでしょう。やろうよ!」と。

 社員が「でも、今のシステムで長いことやってきたので、変えたらみんなが受け入れにくいと思います」と反応したら、「今のままでは、ジリ貧になるよ。どうするんだ?」と返します。そして、「わかった。俺が責任を取るから。お前らには実行した責任は取ってもらうけど、決断した責任は取らせないから。やるぞ」と。

 そして「目標はこうだ」「えー、そんなに高いんですか?」「当たり前だろう、このぐらいコストを減らそうぜ」「根拠はなんですか?」「根拠? 根拠なんてたいしてないが、ひとつだけある。同業他社で似たようなことをやっている会社は、このぐらいの数字を出しているだろう。だから、俺たち優秀なメンバーがやれば、このぐらいのことはできるだろう? はい、おしまい」と。

–シンプルですね。

浜田 シンプルかつ大胆(笑)。

–アルヒは、00年6月の創業時から14年8月まで、SBIグループの1社として成長してきました(15年5月までの社名は、SBIモーゲージ)。これまではSBIホールディングスの意向に従っていたことが、さまざまな問題にメスを入れてこなかった背景ですか。

浜田 そうです。SBIホールディングス傘下の会社だったため、自分で血を流すという感覚で考えることがありませんでした。しかし、みんなものすごく優秀です。これは、SBIグループのパワーだと思います。

–アルヒは、今まで経営してきた会社の中では、一番規模の小さい会社ですね。

浜田 ダントツに小さい会社です。設立17年目ですが、社名を変えて、文化を変えて、業務のやり方を変えて、新しい機能や制度をつくって……。それから、新たに変動金利ローンや投資用ローンの取り扱いも始めました。半分はこれから創業のようなもので、まさにゼロからの出発です。

–ありがとうございました。
(構成=小野貴史/経済ジャーナリスト)

アルヒ株式会社

※本記事は、PR記事です。

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