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やる気がないダメ部下に、必ずやる気を出させる簡単な方法

文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント
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やる気がないダメ部下に、必ずやる気を出させる簡単な方法の画像1「Thinkstock」より

 部下やる気を引き出す方法はないものか――。それは部下を持つ多くのビジネスパーソンが悩むことだと思います。いくら発破をかけても、部下のモチベーションが上がる様子が見られず、それどころか、むしろやる気が削がれたり、場合によっては反抗的な態度をとる部下がいるかもしれません。

 たとえば、このような状況があったとします。

あなた「今日の販売目標は3つだ。わかったか」

部下「へーい」

 そして一日の終わりに結果を確認。

あなた「いくつ売れた?」

部下「2つです。目標は達成しませんでしたが、かなりがんばりましたよ」

 このような状態で、やる気のない部下をやる気にさせる方法はないものでしょうか。

 結論から言うと、あります。部下のやる気を引き出す簡単な方法があります。それは、「部下に期待をかける」ことです。人は期待されるとやる気を出すものです。すごく簡単な論理ですが、非常に効果的です。

 教育心理学者のロバート・ローゼンタールが提唱した人間の心理的行動のひとつに、「ピグマリオン効果」というものがあります。ピグマリオン効果とは、「人間は期待された通りに成果を出す傾向がある」という理論です。

 実験によると、教師が期待をかけた生徒の成績は、そうでない生徒の成績を大きく上回る結果となりました。期待をかけられた生徒は期待されていることを意識し、その期待に応えようという意志が働いたとしています。

 ピグマリオン効果は、教育の世界だけでなくビジネスの世界においても同様の効果があることが多くの調査で明らかになっています。部下に期待をかけるだけで部下のやる気を引き出すことができるのです。

期待を表す具体的方法

 では、具体的にどうすればいいのでしょうか。部下に指示を出すときに、最後に「期待しているよ」と一言添えればいいのです。

「今日の販売目標は3つだ。期待しているよ」

 これだけですが、効果は劇的です。ポイントは、感情を込めずにさらっと期待の言葉を最後に添えることです。むやみやたらに感情を込めて言うと、言葉に真実味がなくなってしまうからです。感情を込めすぎることで“おだて”ととられると逆効果になる場合もあります。さりげなく「期待しているよ」と添えるのが効果的です。

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