NEW
PB商品のデザイナーはパクリまくり!?

【別冊サイゾー発売記念】ビームスのバイヤーはポンコツ! 明暗を分けるセレクトショップ

【この記事のキーワード】

,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 過去に大好評を博し、完売にもなった雑誌サイゾーのファッション特集号。その中から選りすぐりの記事を再収録し、さらにキケンな新企画も加えた『別冊サイゾーvol.4 ファッションタブー大全』が発売中だ。ルイ・ヴィトン、ユニクロ、モデル、ファッション系商社、広告代理店……華やかな世界の深~い闇を暴いた同書は、業界関係者たちをすでにザワつかせているようだが、以下にビームスヤユナイテッドアローズなどセレクトショップの迷走に迫った記事を特別公開!

1604_bessatsu.jpg
『別冊サイゾーvol.4 ファッションタブー大全』

 90年代、渋谷や原宿といった街の路面店が流行発信基地となり、一世を風靡したセレクトショップ。ビームス、ユナイテッドアローズ(以下、UA)、シップス、トゥモローランド、ジャーナルスタンダード、アーバンリサーチ、ナノ・ユニバース……などのショップで実際に商品を購入した読者も多いだろう。

 その中で、セレクトショップの代表格のひとつといえるのがビームスだ。段ボールなどを製造する会社を経営していた設楽悦三氏が1976年に創業し、アメリカ西海岸から直輸入したカジュアルな衣料や古着を扱う6・5坪の洋品店としてスタートした同社は、80年代末あたりからのいわゆるアメカジ・ブームの火付け役になった。

 しかし89年、創業時からバイヤーを務めていた重松理氏が、粟野宏文氏らほかのバイヤー30名を引き連れ、大手アパレル・メーカーのワールドの出資でUAを立ち上げたのである(現在はワールドより独立。重松氏は名誉会長、粟野氏は上級顧問を務める)。それによって一時、ビームス社内は大混乱となったというが、その後は両社ともに売り上げを伸ばし、路面店のみならずルミネやアトレなどの駅ビル、郊外のショッピングモールにも出店。それと並行する形で〝レーベル〟も増やし、例えば現在、ビームスはレディース向けのBEAMS BOYやTシャツに特化したBEAMS Tといった41レーベルを、UAは低価格ラインのBEAUTY&YOUTH UNITED ARROWSやunited arrows green label relaxingなど20レーベルを抱える。

「ひとつの商業施設に出店する場合、原則的に同じ名前のショップは1店舗しか構えられません。ただ、複数のレーベルを抱えている会社であれば、結果的にレーベルの数だけ自社のショップを出すことができるのです。また、ビームスやUAは90年代のある時期から自社開発商品(PB商品)を増やしていきました。一般的に、仕入れ値が販売価格の6割程度のセレクト商品よりも、製作費が価格の1~2割で済むPB商品のほうが儲かりますからね。レーベルによってセレクト商品とPB商品の点数の比率に差異はありますが、現在、両社の後者の割合は6~7割といわれています」(ファッション業界関係者)

 セレクトショップとは本来、国内外のブランドの商品をバイヤーが独自のセンスで横断的に買い揃えた空間のはずだが、今や名ばかりになっているということなのか?
「ビームスもUAも、今のバイヤーは知識量や情報量がかなり乏しく、『伊勢丹のような大手百貨店の有名バイヤーが買い付けた海外ブランド』ということを判断材料にして、同じブランドの商品を仕入れたりしていますね。社内的にPB商品のほうが幅を利かせているので、バイヤーはチャレンジしなくなっており、店頭に並ぶセレクト商品は無難でほかのセレクトショップでも見かけるブランドのものばかり。

 一方、PB商品のデザイナーたちはハイブランドの展示会に頻繁に足を運び、そこで洋服などの写真をiPhoneやデジカメでよく撮っていますが、要するに、そのデザインをパクった商品をつくろうとしているのです(笑)。そして、例えばオリジナルの服が何万円もする場合、それに似せたデザインにしつつも、1万2000円で売るために1~2工程省くよう製造工場に指示することもあるそうです」(同)