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井上晴美の受難と心なき中傷…実家も外壁に大きなヒビ、窓が菱型に歪む【熊本地震】

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熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村(「UPI/アフロ」より)
 4月14日の発生からまもなく1カ月が経とうとしている熊本地震。現地を取材したテレビ局記者は語る。


「地元の人々に話を聞くと、多くの方が自分たちの住むところに地震の原因になりうる断層が走っていることを知っていました。しかし、その半面『それでもまさか、こんな地震がくるなんて夢にも思わなかった』と口を揃えるのです」

 そうした「不意打ち」に襲われたなかには有名人もいた。熊本県出身のタレント、井上晴美もそうしたひとりだ。「前震」が起きた同14日からブログを頻繁に更新し、熊本で起きている現状を逐一、閲覧者に報告し続けた。その一部を紹介するとこのようなものだ。

「前震」が発生したのは14日午後9時26分ごろ。それから約2時間後の11時10分には、「地震 熊本」と題し「ひどい揺れです ずっと揺れて こわい…泣 救急車も消防車もサイレンが。」と、まず綴っている。16日午前1時25分ごろに発生したマグニチュード7.3の「本震」が起きたあとは、その内容も深刻さを増してゆく。

 約1時間後の午前2時32分には「ガソリン」のタイトルで「昨日の段階で どこまでも行けるようにと 車のガソリン満タンにしてるけど ここから道路にまず出れない 崩れた瓦、塀 塞がれた道 徒歩のみだ」とし、その後も、水道の水が出なくなったこと、サイレンの音などを矢継ぎ早にアップ。なかでも窮状を示すものが夜明けを待ち、自宅に戻ったときの16日午前6時9分の更新分だ。「自宅へ行く」と題したその記事は短くも衝撃を受ける。

「だめだった 全壊です」

 井上は地震前まで阿蘇の外輪山にある古民家で自給自足の生活を送っているとしていたが、その自宅が全壊してしまったという。

実家も大きな被害


 その後も自らが置かれた現状を綴り続けた井上だったが、ネット上では思いがけない反応が巻き起こる。井上の報告を「愚痴」と受け取った一部の人間が、ブログに誹謗中傷を書き込み始めたのだ。そのためブログは、18日に「どうでもいい」という書き込み後、26日まで更新が途絶えてしまった。

「どういう神経があったら、中傷ができるのでしょうか」と話すのは、地震発生から現地に入っているフリーライターだ。

「じつは井上さん、自宅が全壊しただけでなく、市内にある実家もひどい状態になってしまったのです。15日のブログでは、その実家に帰り室内の家具が散乱する様子をブログにアップしていますが、大変だったのが16日の本震です。これで決定的なダメージを受けてしまったようで、玄関には大きくヒビが入り、遠目からみても窓が菱形に歪んでしまっている。住める様子ではまったくありませんでした」