NEW

『海よりもまだ深く』初登場5位 是枝作品が浮き彫りにする、日本映画の興行規模問題

【この記事のキーワード】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 『ズートピア』の快進撃が止まらない。先週末の土日2日間の成績は動員37万5137人、興収5億407万3100円。これで3週連続のトップ。3週目よりも4週目の動員・興収が上回った理由に関しては先週の当コラムでじっくり分析したが、なんと先週末の数字は、その4週目をさらに超えたどころか、公開初週の数字までをも超えている。公開5週目に入って、上映館数が25館減っているにもかかわらずだ(驚異的ヒットを受けて、今週末からまた館数が増える模様)。こんなあり得ないことが起こるのが、ディズニー・アニメのすごさだ。累計興収は既に45億円を突破。この勢いだと60億円超えは確実で、同時期(1週前)に公開されて先週末は4位につけている『名探偵コナン 純黒の悪夢』の記録を最終的に超える可能性も大いにある。

 ランキング上位の作品の顔ぶれが変わらない中、初登場では最も上位となる5位となったが是枝裕和監督の新作『海よりもまだ深く』。244スクリーンで公開されて、土日2日間で動員8万9510人、興収1億878万8900円という成績は、作品の前評判の高さ、公開時のメディアのバックアップ(先週末には公開に合わせて前作『海街diary』の地上波初放送もあった)からするとちょっと物足りなくも思えるが、作品本来の興行的なポテンシャルからすると十分に健闘した数字と言えるだろう。

続きはこちら