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住宅ジャーナリスト・山下和之の目

住宅ローン、目ざとい人たちが超低金利かつ安全なフラット35に流れ始めている

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安全な住宅ローンが借りやすくなっている


 それに対して、固定期間選択型でも固定期間10年なら、金利上昇リスクは大幅に軽減され、かなり安心感が高まりますし、全期間固定金利型なら完済までまったく返済額増額のリスクがありません。

 それがわかっていても、固定期間が長いローンほど金利が高く設定されているので、どうしても金利の低い変動金利型や固定期間選択型2年、3年などの固定期間の短いものを利用する人が多かったわけです。

 しかし、今回のマイナス金利による住宅ローン金利低下メリットは、固定期間の長いローンで特に大きくなっています。両者の金利差はほとんどなくなって、より安全なローンが借りやすくなっているのです。

金利の低いローンへの借り換えチャンス


 1、2年以上前に住宅ローンを組んだ人であれば、変動金利型や固定期間選択型の2年、3年ものでも1%前半かそれ以上の金利で借りている人が多いのではないでしょうか。それ以前の人だと1%台後半から2%台の人もいるはずです。

 それに対して、現在の金利はメガバンクの変動金利型で0.625%、固定期間選択型2年、3年で0.75%程度ですから、借り換えで毎月の返済額をある程度減らすことができます。また、固定期間選択型10年ものでも0.80%程度ですし、フラット35Sなら返済期間20年なら0.96%で、35年返済でも1.08%で利用できます。

変動金利型からの借り換えでも負担は変わらない


 固定期間の長いローンは、変動金利型などより金利は若干高くなりますが、それでもいま借りているローンの金利よりは低く、借り換えによって返済額を減らせる可能性があります。マイナス金利によって生まれたこのチャンスを見逃す手はありません。

 あえていえば、金利がほとんど変わらなくても、あるいは若干高くなったとしても、この機会を利用して全期間固定金利型など、より安全性の高いローンへの借り換えをお勧めします。借り換えには多少の手間ヒマがかかりますが、それでも借り換え後の20年、30年の安心感が得られるのであれば、決して無駄な努力にはならないはずです。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)

●山下和之(やました・かずゆき)
住宅ジャーナリスト。各種新聞・雑誌、ポータルサイトなどの取材・原稿制作のほか、単行本執筆、各種セミナー講師、メディア出演など多方面に活動。「山下和之のよい家選び」も好評。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プランと税金対策』(学研プラス)など。

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