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“ゼロ年代ホラーの帝王”は、SNSの恐怖をどう描いた? 『ノック・ノック』の巧みな演出手腕

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【リアルサウンドより】

 イーライ・ロス監督は、コテージで若者たちが謎のウィルスに感染してズルムケになる『キャビン・フィーバー』や、東欧の秘密拷問クラブの恐怖を描いた『ホステル』シリーズなどで知られる人物。容赦ないエグさ満点の残酷演出から、いつの間にやら“ゼロ年代ホラーの帝王”と呼ばれるようになった。そんなロス監督だが、昨年公開の『グリーン・インフェルノ』では食人族をモチーフにしながらも、社会正義を盾に争いを巻き起こす“ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー“の問題を提起するなど、強いメッセージ性を巧みに作品に盛り込むようになった。そして、6月11日公開となる監督最新作『ノック・ノック』では残酷描写すら排除し、またも我々に様々な疑問を投げかける。

 

同作は1977年製作の『メイクアップ 狂気の3P』をモチーフとしているが、ストーリーは元ネタをほぼそのまま踏襲した事実上のリメイクである。キアヌ・リーブス演じる理想的な父親が、妻と子どもの留守中に2人の美女の訪問を受け、誘惑に負けてエライ目に遭う明快な物語である。ただし、ここ数年で映画でも扱われることが増えてきたSNSが大きな役割を果たしているのが元ネタと大きく異なるポイントだ。

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