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安保徹「間違いやすい医学の常識」

早くボケる老人には共通点があった!老人こそ体を鍛えないと要介護や早く死ぬ危険増

文=安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士
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 老人になると解糖系は低下してきます。これが老人が機敏な動作に失敗して交通事故などにまき込まれる原因になっています。しかし、ミトコンドリア系は維持されるので持続力は十分です。ここで、知っておくべきことがあります。ミトコンドリアは鍛えると数を増やし、筋肉を使わないと数が減少するということです。

 老人になったら、からだを動かしてミトコンドリアの維持につとめるほか、さらにからだを鍛えるといいでしょう。からだを鍛えない老人は能力低下で生きる力を失い、早めに一生を閉じるでしょう。今の日本は能力低下に陥り介護制度の世話になっている人が多過ぎます。

 ミトコンドリアが多いのは骨格筋のうちの赤筋のほか、脳神経もそうです。つまり頭を使わないと早めにボケるということです。筋肉だけではなく、頭を鍛えることも同時に努力しなくてはいけません。言われると大変ですが、生きるということはそういうことでしょう。
(文=安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士)

安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士

安保徹/新潟大学名誉教授、医学博士

1947年、青森県生まれ。東北大学医学部卒業。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学講座免疫学・医動物学分野)。米国アラバマ大学 留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。89年、胸腺外分化T細胞の存在を発見。96年、白血球の自律神経 支配のメカニズムを初めて解明。国際的な場で精力的に研究結果を発表し続け、免疫学の最前線で活躍
医学博士安保徹 公式サイト

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