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蒲谷茂「自分のからだは自分で守る」

運動しないと極めて人体に危険!寿命短縮、がん等の病気や筋肉&内臓に障害の恐れ

文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト
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 ミトコンドリアを増やす、正確に言うと分裂させるには、運動が有効だ。運動にはエネルギーが必要だが、このエネルギーを生産しているのはミトコンドリアだ。運動をすると、エネルギーが消費され、足りなくなってくる。そこで、ミトコンドリアも自らを増やしてエネルギー不足に対応しようとする。こうしてミトコンドリアが増えていく。いざというときに役立つ予備のミトコンドリアを増やすといってもいい。新鮮なミトコンドリアほど、その活動が活発である。

 老化とは、細胞がその機能を果たせなくなり、衰えていくこと。この老化した細胞を自然に取り除くために、ミトコンドリアが必要になってくる。新鮮なミトコンドリアを増やすことが重要なのだ。
(文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト)

蒲谷茂

蒲谷茂

医療ジャーナリスト。1949年生まれ。立教大学卒業後、健康雑誌『壮快』の編集にかかわり、8年後に独立。多くの医療・健康に関する雑誌の編集・執筆、テレビ番組の企画・制作にも携わる。95年『大丈夫』(小学館発行の健康雑誌)の創刊編集長に就任。その後、30年以上にわたる経験や人脈を生かし、自分のからだは自分で守るための情報を発信し続けている。著書は、『民間療法のウソとホント』『歯は磨くだけでいいのか』(共に文春新書)、『測るだけで大丈夫』(八重洲出版)、『死に至る病・チェックブック』『自宅で死にたい』(共にバジリコ)などがある。現在、八ヶ岳南麓に住み、エフエム八ヶ岳のパーソナリティもつとめている。

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