NEW

選挙特番、全テレビ局が小泉進次郎「密着取材」を同時間放送の異常事態

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
小泉進次郎氏の公式サイトより
 10日、第24回参院選の投票が行われ、自民・公明の与党のみで改選121議席のうち過半数におよぶ計61議席以上を確保し、参院全体では憲法改正の国会発議に必要な3分の2(162議席)以上を確保する勢いだと、メディアは一斉に報じている。


 テレビのキー局各局は投票が締め切られた20時頃から一斉に選挙特番を放送したが、全民放局がほぼ同時に小泉進次郎衆院議員(自民党)への密着取材の模様を放送するという異常事態が発生した。

 例えば、フジテレビ系の『FNNみんなの選挙2016』では司会の宮根誠司氏が小泉氏に密着し、遊説の合間にフェリーで宮根氏が結婚について小泉氏に説くシーンなどが流された。また、テレビ東京系の『TXN選挙SP 池上彰の参院選ライブ』ではジャーナリスト・池上彰氏が、同じく遊説中の小泉氏と親しげに談笑するシーンが流されるなど、どの局も一様に小泉氏を好意的に扱った。

 テレビ局関係者が語る。

「ある時間帯には、どのチャンネルを見ても小泉氏の顔が画面に映され、非常に違和感を感じました。各局がこぞって小泉氏を扱う理由は、ひとえに“数字が取れる”から。自民党としても好感度抜群でどこへ演説に行っても人だかりのできる小泉氏が前面に出てくれれば、党のイメージアップにもつながるので、密着取材の依頼を積極的に引き受けるのです。

 しかし、全局が同時にそれを流し、しかもどの局も小泉氏が応援演説中に18~19歳の未成年を選挙カーの壇上に登らせるというパフォーマンスを扱っていたので、結果として視聴率的な効果がどれだけあったのかは疑問です。いずれにせよ、自民党のみならず、どのテレビ局も“進次郎頼み”とは情けない限りです」

 進次郎フィーバーは当面やみそうにない。
(文=編集部)