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危険な食の“常識”

この暑い夏に絶対食べすぎNG食品リスト30!深刻な健康被害のおそれ

文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター
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この暑い夏に絶対食べすぎNG食品リスト30!深刻な健康被害のおそれの画像1「Thinkstock」より

 間もなく梅雨が明け、本格的な夏を迎えます。すでに各地では猛暑日を記録するなど、夏本番に向けて気がかりな暑さとなってきました。熱中症などで体調を崩す方も連日いるようですので、冷房などで部屋を涼しくするほか、食事によって体調を管理することも重要となってきます。

 暑いからといって、冷たい飲み物や冷やし中華などの冷たい食べ物ばかりでは、体調を崩しやすくなるばかりか、夏バテしやすい体質になり、ひいてはさまざまな病気の原因ともなります。さらに、冷たい食べ物ではなくても、「体を冷やす食材」を大量に取ると、やはり内臓が冷えて体質悪化を招くことがあります。

 体を冷やす食材を覚え、適度に摂取することで暑い夏を乗り切りましょう。

体を冷やす食べ物には、以下のようなものがあります。

【野菜類】トマト、レタス、白菜、キャベツ、きゅうり、なす、ゴーヤ、おくら、もやし
【いも類】こんにゃく、じゃがいも
【藻類】昆布
【果物】バナナ、すいか、柿、オレンジ、りんご、梨、メロン、パイナップル
【魚介類】あさり、しじみ、たこ、カニ、うに、うなぎ
【穀類】そば、小麦
【調味料】白砂糖、マヨネーズ、化学調味料
【飲料】緑茶、コーヒー

 食材によっては、時間をかけて熱を加えて調理することで、体を冷やす作用を緩和できる場合もあります。特に生食する食材は注意が必要です。

 私たちの体は食べ物を摂取し、その栄養分をエネルギーに換えて活動しています。体内でつくられるエネルギーの約75%は熱に変換され、体温を一定に維持します。

 胃や腸で食べ物を消化する時、体温と同じ温度にまで温めるのですが、その際にも体内の熱が消費されます。ここで、冷たいものが入ってくると、多くのエネルギーを消費することになり、体温を維持するためのエネルギーが足りなくなってしまいます。

 体を冷やさないためには、冷たいものを取りすぎない、体を冷やす食材を食べすぎない、ということを意識しつつ、ときには体を温める食材も取るようにしましょう。特に冷え性の方は、次のような食材を取ると体質が改善されます。

【緑黄色野菜】にんじん、グリーンアスパラガス、絹さや
【香味野菜】しそ、みょうが
【辛味野菜】唐辛子、しし唐辛子
【ハーブ類】タイム、ローズマリー、セージ、ミント

生活習慣によって体温維持を意識する

 さらに入浴時、夏はシャワーだけで済ますという人も多いと思いますが、湯船に入ることで体の芯まであったまるのも健康には良い効果があります。軽い運動も重要です。筋肉を動かすことで熱を生み出すことになるため、食事でエネルギーが不足している場合に補う効果があります。

 普段からあまり体を動かさない人は、汗をかきにくくなっています。そうすると、熱の排出がうまくできなくなります。また、腎臓が冷えると排尿機能が低下します。排尿は体温を下げる効果があるため、これがうまくできないと熱中症のリスクが上がり、むくむ原因にもなります。

 夏場に体調を崩しやすい人は、紅茶など利尿作用のある飲み物に、体温を高める効果のある生姜を入れるのが最適です。また、ビールを飲む際には、漬物などの塩分のあるつまみや枝豆などに塩を多めにつけて一緒に食べるようにしましょう。良質な塩は体温を高め、新陳代謝を良くしてくれます。

 花粉症の人は、夏から秋にかけて水分を取りすぎると、翌春に症状がひどくなるとのデータがあります。今年は、エルニーニョ現象の影響で史上もっとも暑い夏になるとの予測がなされています。冷たいものを取りすぎないようにしつつ、適度に熱を体から放出できるように心がけましょう。
(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)

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