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セブンやサンクス、バイトに労働時間「偽装」強制で給料不払いが発覚!高校生バイトも

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サンクス、未払い賃金500万円支払いで決着

「労働基準法及び厚生労働省が定めた規定から乖離した、不適切な端数処理を長期間にわたり継続していた場合、1日当たりの端数カット時間数は短時間であったとしても、塵も積もれば山となり、残業代の未払い額は蓄積されていきます」(同)

 会社としては、誰かひとりに支払えば、それが波及してほかの従業員にも支払わなければならなくなり大きなコストがかかる。前述したサンクスで働いていた高校生は、組合を通して労働協約を締結し、サンクス側は1分単位で賃金を支払う仕組みに改め、アルバイトを含む従業員約70人に未払い賃金計約500万円を支払うことになった。

 会社側は、後から切り捨てた金額をすべて請求されるよりも、国や行政から許されている適切な範囲で計算しておけばトラブルを回避できるのだから、それらに従った適切な運用をすべきだ。

 高校生はワークルールに関する知識も乏しく、企業から搾取されるおそれが高い。高校生という人生にとって非常に大切な時間を使って得る給料は、かけがえのないものだ。それを、強い立場の会社が不当に差し引くという行為は許されるものではない。

 現在でも、法律や厚生労働省の定める基準は存在するが、これが使用者である会社側にも、労働者であるアルバイトにも、まったくといっていいほど知られていないように感じる。学校での教育やメディアでの報道によって、広く国民に周知させるべきだろう。
(文=Leagal Edition)

【取材協力】
浅野英之(あさの・ひでゆき)弁護士
浅野総合法律事務所 代表弁護士
労働問題・人事労務を専門的に扱う法律事務所での勤務を経て、四谷にて現在の浅野総合法律事務所(東京都新宿区)を設立、代表弁護士として活躍中。労働問題を中心に多数の企業の顧問を務めるほか、離婚・交通事故・刑事事件といった個人のお客様のお悩み解決も得意とする。労働事件は、労働者・使用者問わず、労働審判・団体交渉等の解決実績を豊富に有する。

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