ビジネスジャーナル > マネーニュース > 低所得者は高所得者より7百万も損?  > 2ページ目
NEW
中村芳子「お金のことで苦労せず、人生を楽しむためのお金の基本」

低所得者は高所得者より7百万円も損?貧富の差の現実…車購入で貧乏にならない方法

文=中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

 1台目が90万円で全額ローン、3年返済なら毎月の返済額は約2万7000円。ローンが終わって同額をため続けると、3年後に96万円、5年後に160万円になって2台目は立派に現金で買える。この後は二度と車のローンにお世話になる必要はない。

第2条:車の補償はケチらない、でも保険料の安いプランを探す

 車を持ったら、車両保険を含めてフルカバーの補償を手当てすることが大切。ここでケチると万一の時の自己負担で、貯金を崩したり借金を負うことになり貧乏への第一歩を踏み出すことに。付帯サービスや追加の補償は好みでかまわない。

 車の保険は会社やプランによって、また対面かインターネット販売かによって値段がかなり違う。必ず複数の会社の見積りをとって、十分な補償のプランにできるだけ安く加入することがポイント。勤務先に自動車保険の団体割引がある人は、ネット保険より安くなることがあるので必ずチェックしよう。

究極策:車を持たない

 車を持つことがステータスだったのは昔の話だ。週末や休暇の時に乗るだけなら、維持費の高い車を持つ必要はない。タクシーやレンタカー、カーシェアリングを利用すれば、車にかけるコストはかなり小さくできる。持たないほうがスマート。その分を、貯金や娯楽費に回せば、生活にゆとりが出てくるはずだ。
(文=中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー)

中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー

1985年よりFP業に携わる日本のFPの草分け。 女性FP協会(現WAFP関東)の設立者の一人、初代理事長。 1991年に会社を設立。パーソナル・コンサルティング、金融記事の執筆、金融企画のアドバイスなどを行っている。マネックス証券創業時より7年間アドバイザーをつとめる。みずほ銀行の夫婦向けマネーサイト「おうちのおかね」(2010―2016)を監修。辛口だが、お金だけにとらわれないユニークで温かいアドバイスが人気。


主な著書に『50代のいま、やっておくべきお金のこと』『20代のいま、やっておくべきお金のこと』(以上ダイヤモンド社) 『女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方』(三笠書房) などがある。『3日でわかる聖書』『養子でわくわく家族』『神の津波』など、お金以外の著書や翻訳もある。

低所得者は高所得者より7百万円も損?貧富の差の現実…車購入で貧乏にならない方法のページです。ビジネスジャーナルは、マネー、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!