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部下と話が通じない ジェネレーションギャップを乗り越えるシンプルな方法

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※画像:『壁を崩して橋を架ける 結果を出すリーダーがやっているたった1つのこと』(道幸武久著、集英社刊)

 こちらから要求しないと報告しに来ない。仕事の合間のちょっとした雑談がほとんどない。お互い休日にどんなことをしているか全く知らない。

 部下とのコミュニケーションがうまくとれず、悩んでいるという上司は少なくないでしょう。でも、これでは仕事に支障を来します。価値観や世代の違いを乗り越え、必要以上に気をつかうことなく部下とコミュニケーションをとるには、どうすればいいのでしょうか。

■部下と距離を縮めるために踏むべき2つのステップ

 『壁を崩して橋を架ける 結果を出すリーダーがやっているたった1つのこと』(道幸武久著、集英社刊)によれば、以下の二つのステップを踏むことで、部下との関係は確実に好転するといいます。

(1)部下との間にある「壁」を崩す
(2)部下との間に「橋」を架ける

 本書によれば、(1)こそがコミュニケーションの阻害要因。自己保身や自身の過去のトラウマ、あるいは相手についての印象や事前情報による思い込みによって作られるのだそう。

 相手と円滑なコミュニケーションをとるためには、壁を崩さなければいけません。が、それだけでは不十分。(2)のステップが必要になります。橋を架けようとするなかで、相手の長所が見えてくるからです。

 長所が見えるようになれば、自ずと態度もやわらかくなり、関係性が好転していくというわけです。ちなみにここでいう橋とは、「精神的なつながり」のようなものだとイメージしてみてください。

■壁を崩すための第一歩は自己開示から

 部下との関係に悩む上司にとって、「最初の一歩」をどう踏み出すべきかは悩ましいところ。上の流れに沿っていうなら、壁を崩すためにはまず何から始めればいいのかが気になるのではないでしょうか。

 そこで参考にしたいのが、本書で紹介されている「9つのラベル」というメソッド。9枚の紙を用意し、1枚1テーマで自分についての情報を書き込むというものです。

 基本的に、書き込む内容は何でもOK。でも書くことが思いつかないというのであれば、以下の点を目安にするのがいいそうです。

●好きな食べ物・苦手な食べ物
●出身地はどこか、そこはどんなところか
●子ども時代や学生時代の思い出
●好きな本、映画、音楽、スポーツなど
●家族のこと

 上司だけでなく部下の人も「9つのラベル」を書き出し、お互いに見せ合う。そして簡単な感想を述べ合う。これらの作業をするだけで、壁を崩すための会話のきっかけを掴みやすくなるのです。

 このメソッドの肝は、いかに自己開示をするかにあります。したがって、「好きなこと・モノ」など、ポジティブな話題に終始するのも一つの使い方ですが、より深い関係性を作りたいと思うのなら、上司のほうから積極的に、弱点や失敗談などネガティブな話題にも触れるのがおすすめ。

 食べ物や出身地の話題は世代を問わず盛り上がれますし、子ども時代の話などは世代による違いが顕著にあらわれ、それはそれで新たな発見が得られるはずです。まずは自分をオープンにする。これこそが、部下との関係にかぎらず、人間関係を良好にする上での定石なのかもしれません。

(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。