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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

肉・魚中心の食事は超危険!体が腐りアルツハイマー病などの病気リスク増

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 このようなことを言うと、必ず「そんなことを言っていたら食べるものがなくなる」と反論する人がいます。これまでどおりの食生活を続けることが前提であれば、確かに食べるものはなくなるでしょう。しかし、自分が変化する、成長するということを前提とした場合、いくらでも食べるものはあります。現に、すでに健康的で持続可能な食生活を実践している人は無数にいます。私は、何も菜食主義になれといっているわけではありません。適正なたんぱく質の摂取量を見定めましょうと提案しているだけです。

 これまでの数十年間は、理由はさておき、肉や魚が料理の中心にありました。野菜は添え物として扱われてきました。しかし、これからの時代は違います。穀物と豆類を食事のベースに据え、多種類かつ多量の野菜をメインとし、肉や魚が添え物的になるのです。なぜなら、それが最適(オプティマル)で合理的、そして経済的な食事のあり方で、私たちを健康に導き社会を健全化していくからです。

 私たちの体は繊細です。私たち自身が思っているよりもはるかに強く、食べものの影響を受けています。それを理解して、自分や家族が食べるもの、調理方法を選択し、実践しなければいけない時代がやってきます。新しい時代への過渡期には、必ず抵抗する旧勢力が存在します。しかし、これまでもそうだったように、時代が変わっていく流れを止めることはできません。その抵抗は、やがて無力になります。いつ、どの段階で、この流れを正視するかということが大事なのです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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