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危険な食の“常識”

冷凍&レトルト食品やアイスなどの「増粘多糖類」は人体に危険?がんや糖尿病の恐れも

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「Thinkstock」より

 今の時代、あらゆる食品・調味料に添加物は使われており、添加物のないものを探すほうが困難です。自然食品専門店にでも行かない限り、一般のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで扱われている食品類で、添加物が入っていない商品はほとんどないといっても過言ではないでしょう。

 そのなかで、非常に多く使用されているにもかかわらず、正体がよくわからないという声をよく耳にするのが、「増粘安定剤」「増粘多糖類」です。今回は、その安全性について検討してみたいと思います。

 増粘安定剤とは、食料品に粘りを持たせるために使用される食品添加物です。糊料(こりょう)とも呼ばれます。粘りやとろみをつけるために使用される場合は「増粘剤」、成型のために接着料として使用される場合は「安定剤(結着剤)」、ゼリー状に固めるゲル化に使用される場合は「ゲル化剤」と表記されます。

 特に増粘剤として使用されることが多いのですが、安定剤のなかで2種類以上の原料を増粘剤として使用する場合は、「増粘多糖類」とまとめて表記することで個別表記を省略できます。そのため、増粘多糖類の表記がある商品では、何が入っているかわからないという漠然とした不安を持つ方が多くいらっしゃいます。

 では、実際にはどのような材料が使われているのでしょうか。

 増粘多糖類としてよく使用されている原料としては、ペクチン、グアーガム(グアガム)、カラギナン(カラギーナン)、キサンタンガム、タマリンド、カルボキシメチルセルロースナトリウム、プロピレングリコール、アルギン酸などがあります。

植物性由来がほとんど

 結論からいいますと、これらはいずれも危険性は低いといわれています。

 たとえば、アルギン酸はコンブなどの海藻類から抽出した成分で、ゼリーやプリン、ジャムなど、幅広く使われています。

 キサンタンガムも非常に広く使われている成分で、トウモロコシなどの澱粉を発酵させてつくられます。ドレッシングやさまざまな加工食品のとろみづけに使用されています。糖類を含んでいるため、多量に摂取すると糖尿病などの危険があると指摘されています。

 カルボキシメチルセルロースナトリウムは、シャーベットやアイスクリームなどに使用されるほか、歯みがき粉、下剤、水性インク、界面活性剤、ドライアイ用の点眼液など食品以外の製品にも使用されています。毒性がなく、アレルギー性も低いとされているため、用途は極めて広くなっています。