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リオ五輪、注目の「中年オヤジ」選手20人!32歳で競技開始、一度引退後に復活…

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日本選手団最年長の馬術・桝井俊樹(アフロ)

 4年に一度のスポーツの祭典、オリンピックがついに開幕する。8月5日から21日にかけてブラジル・リオデジャネイロで開催され、今回も世界のトップアスリートたちによる名勝負、世界記録の更新など、熱いバトルが繰り広げられるだろう。

 今回のリオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)には、金メダルの期待がかかる体操の白井健三や、20年ぶりの中学生オリンピアンとなる競泳の酒井夏海、卓球の五輪アジア予選で世界女王の丁寧(中国)を破った15歳の伊藤美誠など、10代にして世界と戦う日本人選手が多い。2020年に東京五輪開催を控えている日本としては、少しでも若い選手に活躍してもらい、4年後に夢をつなげてほしいところだ。

 若い世代の台頭が進む一方で、数々の場数を踏んできたベテラン選手の存在も忘れてはいけない。08年の北京五輪では、陸上男子4×100mリレーで当時36歳の朝原宣治がアンカーを務め、日本男子トラック種目初の銅メダル獲得に貢献した。前回のロンドン五輪では、陸上ハンマー投げで当時37歳の“鉄人”室伏広治が銅メダルを獲得した。14年のソチ五輪(冬季)では、41歳の“レジェンド”葛西紀明が冬季五輪における日本史上最年長メダルとなる銀メダルを獲得するなど、「オヤジ」と呼ばれる年齢になっても世界と戦えることを証明してみせた。

 今回のリオ五輪にも、メダルの獲得を狙うベテラン選手が次々とエントリーしている。今回は、35歳を超えてリオの舞台に挑む戦士たちを紹介していく。

ギリギリで代表をつかんだ棒高跳びのパイオニア

 陸上競技からは、2人のベテラン選手が出場する。男子棒高跳びでは、3度目の出場となる澤野大地(35歳)が7月27日現在、5m75で今季世界ランク8位タイにつけて絶好調だ。澤野は、05年に現在も残る5m83の日本記録を樹立し、同年行われた世界選手権では同種目日本人初の8位入賞を果たした棒高跳び界のパイオニアだ。

 一時は怪我による低迷期が続き、4年前はロンドン五輪の出場も逃した。この時点で、すでに31歳。引退を覚悟してもいい年齢だが、澤野は五輪をあきらめきれなかった。この時の悔しさをバネに4年間入念に準備を重ね、今シーズンついにその成果が花開く。6月の日本選手権を制し、代表選考の締め切り10日前に行われた国内の競技会で、澤野は五輪参加標準記録である5m70をクリア。土壇場で3回目の五輪出場を決めた。今シーズンは春先から日本人相手に負けなしで、大きな大会にピークを合わす能力と土壇場での勝負強さは世界でも通じるはずだ。過去2回出場した五輪では、まだ入賞経験がないため、35歳にして初の五輪入賞を目指す。