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実は食器をふきんで拭くのは超不衛生?夏場のふきんは菌が繁殖する絶好の場所だった!

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「Thinkstock」より
 日々の暮らしで避けては通れない家事のひとつの食器洗い。


 シンクにため込むとにおいの原因にもなるため、夏場はこまめに洗いたいところだが、問題は食器を洗い終わった後だ。なかには、何日も使い続けた生乾きのふきんで食器を拭いている人もいるのではないだろうか。

ふきん1枚に兆単位の菌が生息している?


「生乾きのふきんで食器を拭くのは、水滴がついたまま食器置きに放置する『自然乾燥』よりも菌が多くつくことがあり、不衛生です」と語るのは、衛生微生物研究センターの李新一氏だ。

細菌が繁殖するには、適度な気温と栄養、そして90%以上の湿度が必要。食器を拭いて濡れたままのふきんは、まさに菌にとって絶好の場所なのです」(李氏)

 菌は「温度」「栄養」「水分」の条件がそろうと繁殖し始める。食器を拭いた後のふきんの場合、数時間後に次々と菌が分裂し始め、倍々に増えていくという。下手をすると、1枚の生乾きのふきんに「兆」を超える数の菌がうごめいている可能性もあるのだ。

「濡れたふきんをそのままにしておくと、『生乾きのにおい』がするようになりますが、あれは菌の体臭です。菌も生き物なので、餌を食べて代謝してにおいを発します。人間でも数人程度だと気がつきませんが、密集した満員電車などでは体臭がこもっていますよね。それと同じで、菌がびっしりとついたふきんは“菌臭”がするのです」(同)

 特に梅雨の時期や夏は、使い終わったふきんを半日放置しただけでにおいが発生することがある。それは、この時期は、菌が最も好む温度である30度前後に達しやすく、増殖が早まるからだという。

「条件によっては、数時間で数千~数百万倍に菌が増殖します。ふきんで食器を拭くなら、殺菌し乾燥したものを使用し、その都度取り替える方法がベストです」(同)

 台拭きやバスタオルなども同じだ。これらも濡れたまま放置すると菌が増殖することがあり、数時間放置したものは取り替えたほうがいいという。

 確かに、食器を拭くために毎回新しいふきんにするのは面倒だ。1回拭くごとに取り替えるのは、かなりマメなタイプの人で少数派かもしれない。しかし、その手間を面倒臭がることで、結果的に、ふきんに付着した多くの菌を食器になすりつけているという事実は覚えておいたほうがいいだろう。