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あなたがイラッとして「つい」口にした言葉で、人から嫌われて信用喪失している

文=新田龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト
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あなたがイラッとして「つい」口にした言葉で、人から嫌われて信用喪失しているの画像1「Thinkstock」より

 忙しいからなのか、心に余裕がないからなのか――。

 つい「脊髄反射的な反応」をとってしまうことで、気づかないうちに信頼を失ってしまっている人が多いな、と感じます。たとえば、次のような言動です。

・友人の誕生日祝いに、予約がなかなかとれない店を押さえたのに、肝心の友人が仕事の都合で遅刻してきて「おいおいなんだよ~、せっかく予約できたのに!」と怒っている人

・休日の遊園地を訪れている親子連れ。売店に並んでいる軽食やジュースを欲しいとだだをこねる子供に対して「さっき○○を買っただろ! もう買わない!」と怒っている親

・自身が教育を担当している後輩が、何度教えても簡単なミスを繰り返してしまうことに対して、「またミスかよ! 何度言ったらわかるんだ!」と叱責している先輩

 日常生活でよく見かける光景ですよね。自分の思い通りにならないことであればなおさら、少しイライラした気分もあいまって、とげとげしい言い方になることがあります。日々意思決定すべきことが押し寄せる日常において、いちいち気にしてもいられないでしょう。

 しかし、これらの「つい」「何も考えずに」「思いがけなく」口をついて出てしまう数々の言葉が、意図せず相手を傷つけてしまったり、結果としてあなたの信用が失われてしまったりしていると考えるとどうでしょう。

 忙しいのはお互いさまです。あなたがほんの数秒だけ落ち着いて、「そう言われた相手はどんな受け取り方をするだろう?」「そもそも、自分が指摘することで、相手にどうしてほしいと思っていたんだっけ?」と想像してみてください。伝わり方が効果的でなければ、いくらあなただけが言ってスッキリしても問題は解決しませんから、意味がないのです。

どんな意図を達成したいのか?

 あなたは本来、相手や周囲といい関係を保つ対応ができる力を持っているのです。でも、普段は忙しいあまりにその力を活用していません。もったいないことですね。

 そもそもコミュニケーションをとる目的とは「相手と良い関係を築いて維持すること」であり、「自分の意図を相手に伝え、気持ちよく行動してもらい、意図を実現すること」であるはずです。とすると、あなたが意識すべきなのは、「このコミュニケーションにおいて、自分はどんな意図を達成したいのか」ということではないでしょうか。

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