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SMAP解散、各メンバーのコメントが放送前にダダ漏れの事情…テレビ局員たちの傲慢

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図=嶋名隆/イラストレーター

 SMAPの解散発表から1週間がたった。当初、メンバーはFAXによるコメント発表だけだったが、各メンバーが自身のラジオ番組で解散について短いながらも自分の言葉で話している。ラジオ局関係者が話す。

「リスナーは基本的にファン中心ですし、MCと聞き手の距離が非常に近いメディアなのでラジオを選んだのでしょう。1980年代ならテレビのワイドショーがSMAP各メンバーを追ってガチンコで直撃したでしょうが、今はジャニーズ事務所に気を遣って、ジャニーズの公式発表やラジオでのメンバーのコメントを垂れ流すだけ。もっとも内情を知っているはずのテレビ局が独自の情報を流していないのです」

 テレビは“他人のふんどし”で相撲を取ることしかできなくなっているが、ラジオ局はそのことに満足している傾向があるという。

「あるラジオ局では、ネットニュースなどで取り上げられた記事を局内にたくさん貼っています。今回のSMAP解散の件で、番組放送前にネットニュースで話す内容が取り上げられましたが、局側が『こういうこと喋るので、取り上げてください』と事前に通知しているからです。局の広報は他メディアに取り上げられることが仕事だと思っている。“自分たちはこれだけ仕事をした”とアピールしているわけですが、それでは本当のリスナーはついてこないし、局にとってプラスにはならない。そもそも人々がネットニュースを見て満足してしまえば、ラジオを聞く必要はなく、継続的なリスナーにはつながりません。もちろん、すべてのネットニュースが広報を通じてのものではありませんが、なかには『これもそうなの?』と驚くケースもありますよ。今回のSMAPの件は別としても、パーソナリティからすれば、部分的に取り上げられて嫌な思いをする人もいます」(同)

 このような他メディアの体質がテレビをつけ上がらせ、取材しないでも番組が成り立ってしまう状況を生み出している。

「テレビ局のなかには、いまだに『取り上げてやっている』という態度で勘違いしている人間も多数います。自分たちの実力ではなく、テレビという媒体をつくった人やテレビの価値を上げてきた先人に感謝すべきなのに、そこをまったくわかっていない。だから、どんどん視聴者離れが進んでいくのです」

 ジャニーズの顔色を窺い独自の取材をせず、他メディアからの情報を集めてお茶を濁しているテレビ局。凋落は必然といえよう。
(文=編集部)