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何がしたいのか分からない、そんな人に効く『水曜どうでしょう』カメラマンの人生論

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 なにもしていないにもかかわらず、20年以上『水曜どうでしょう』に携わっているということは、「きっとよくわからないけれども、自分はなにか役に立っていて、それに気づいている人がいるのだろう」と思い至ったのだそうだ。

 確かに、この視点を持つと私たちもちょっと楽になれるような気がする。

 今こうして生きているということは、自分の役割に気づいている他者がいて、その他者が、自分が生きることを許しているということだ。

 そして、自分ではその役割には気づいていないかもしれないけれども、きっと誰かの役に立っている。そう考えることができるのでは?

 この「根拠のない自信」は実は大事なのではないか。

 この自信があるからこそ、嬉野氏は会社の就業時間中に会議室を占領してカフェなんかをやっちゃったりする。勤務時間中にもかかわらず、会社でカフェをやることが、なにかしらの役に立ち、きっとみんなよい方向へはずだという思いのもとで始めたのだそうだ。

 会社内のカフェの効果はいつどこで役立つかはまだわからない。でも、「役に立つ」とはそんなものではないか。

 自分ではいつ役に立っているかわからないもので、何年か後にふと、あの時の自分は誰かの役に立っていたのかもな…と思うのかもしれない。

 自分が役に立っている理由が今、見つからないからと言って焦る必要は全くない。「それでもいいんじゃないかい?オレもそうだからさ。」と嬉野氏が肩をたたいてくれる、そんなエッセイである。

(ラベンダー青井)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

BusinessJournal編集部

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