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韓国芸能界、絶対に不倫騒動が起きない「恐ろしすぎる事情」

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「Thinkstock」より

 ベッキーと川谷絵音(ゲスの極み乙女。)の不倫騒動で幕を開けた今年の芸能界。その後も乙武洋匡に桂三枝、とにかく明るい安村に石井竜也と、不倫のオンパレードとなっている。

韓国の芸能界では、不倫が発覚した芸能人は絶対に復帰はできないと思います。日本では不倫が許容される風潮にあり、驚きを隠せません」

 こう話すのは韓国芸能事務所の関係者だ。韓国では不倫は絶対のタブーとされ、芸能界復帰以前に、芸能界から抹消されてしまうほどのダメージを受けるという。

「韓国では芸能人が不倫で話題になるケースはほとんどありません。ここ10年でも話題にあがったケースは指で数えるほどです」(同)

 そんな不倫に対して厳しい韓国社会で大きく話題となったのは、女優オク・ソリの不倫だ。1990年代にはトップ女優として活躍していたオクは96年、俳優のパク・チョルと結婚。一児をもうけたものの、2007年に不倫が明るみになり、芸能界から姿を消したのだ。その後、離婚し、不倫相手と結婚後に復帰の話もあったのだが、世間はそれを許すはずがなかった。

「韓国では最近まで姦通罪というものが存在し、不倫は刑罰で裁かれる違法行為に当たりました。韓国では不倫は犯罪行為とみなされ、イメージダウンが著しい。オクも前夫パクから姦通罪で告訴され、懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡されました」(同)

 姦通罪とは、不倫を犯した妻とその相手である男性が処罰される刑罰で、逆に夫が不貞を犯しても裁かれることはなく、日本では男女平等を定めた新憲法に違反するとして47年に廃止された。しかし、韓国では男女対象とした姦通罪が15年に廃止されるまで存在していたのだ。

「韓国では不倫は男女、家族の問題だけではなく、社会的責任を負わされる重罪でした。今は廃止されましたが、まだそのイメージが強く残っています。よって、韓国で不倫が明るみになってしまえば、バッシングどころで済まされる問題ではなく、芸能生活に終止符を打つことを意味しており、韓国の芸能人たちは相当気を遣っています」(同)

 さらに韓国で不倫が公にならない理由のひとつとして挙げられるのは、韓国に根付く儒教文化の影響である。

「韓国では、不倫をしたほうも、されたほうも、双方に問題があると捉えられる傾向があり、された側の人間も声をあげられないのが現状です」(同)

 不倫は万国共通だが、不倫に対する捉え方はお国の事情で千差万別なようだ。
(文=松庭直/フリージャーナリスト)