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肥満だけでなくEDも……「食べすぎ」の悪影響が怖すぎる

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――そうしたことも含め、異文化に触れたことで新たに気づかされたことも多かったわけですね。

水野:もうひとつ付け加えるなら、香港にいたことで、和食の素晴らしさを再認識させられたことも大きかったように思います。

 インタビュー前編でも、「日本食レストランに頻繁に来るお客様ほど、スリムな体型を維持している人が多かった」という話をさせていただきましたが、和食は栄養バランスからいっても、理想的な食事なのです。

 ザッと挙げるだけでも、しっかりタンパク質を摂れる、油分が少ない、旬の野菜を多く摂れるために抗酸化力が高まる、といった点があります。

――そう考えると、日本人は恵まれた状況にあるわけですが、必ずしもその恩恵を充分に受けているとはいえないように思います。水野さんは、日本の平均的なビジネスパーソンの食への意識に関して、どのような問題意識をお持ちですか。

水野:「うどんとご飯のセット」が典型ですが、多くの日本人は炭水化物を摂り過ぎだと思いますね。

 身体を動かす仕事に就かれている方であれば問題ないのですが、オフィスワーカーの場合、このような炭水化物の摂り方は過剰といわざるをえません。

 炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。つまり、炭水化物を過剰に摂れば、糖質過剰に陥るわけです。過剰に摂取した糖質は内臓脂肪になります。そして、状態が悪化すれば、糖尿病になる。

――食を侮ると、大変なことになるのですね……。もうひとつ食に関していえば、本書のなかで「食べすぎはED(勃起機能の低下)につながる」と書かれていたのも驚きでした。

水野:もう少し正確に申し上げると、糖質や脂質の摂り過ぎがEDにつながります。これらの成分を摂り過ぎることで血液がドロドロになり血流が悪くなってしまうからです。EDは血管の詰まりによって起こるというわけですね。

 また、こうもいえます。精力の強さ=生命力が高さという面がありますが、人間というのは、少し飢餓感があるくらいのほうが、生命力は高まるんですよ。

――それはどういうことですか?

水野:「トマトに水をあげすぎるのは良くない」といった類の話を聞いたことがありませんか? あれと同じで、生命体のなかに埋め込まれている「長寿遺伝子」は飢餓状態になって初めて発現するという研究報告があります。

 つまり、「少し足りない」くらいのときのほうが身体は目覚める。「子孫を残そう」という意識が強く働くわけです。なので、腹八分目ぐらいでやめておくのがちょうどいいんですよ。

BusinessJournal編集部

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