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『ドクターX』、放送事故レベルの現実離れだらけで批判殺到…「医師をバカにしている」

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 その冒頭のシーンで大門は、腹部の「開腹胆嚢(たんのう)摘出術」を行い、後半では別の患者の頭蓋骨の脊髄や脳幹にできた腫瘍の摘出(「経鼻・経口内視鏡による腫瘍摘出」)を行うが、同一の医師がまったく部位や種別が異なる手術を行うことはあり得るのだろうか。

「かつては、たとえば開頭術、肺の手術、消化器の手術をどれも行う医師などが実際に存在しました。しかし、専門医制度が普及し専門分化が進む一方の今の医療では、絶対にあり得ない話です」(同)

 そして同ドラマでよくみられるのが、大門が病院上層部の許可なく突然に手術を行い、成功させるシーンである。本シリーズの第1話でも、“スーパードクター”北野亨(滝藤賢一)が手術開始直前に患者の症状が変化したことを理由に延期を決断したが、手術室に突然に大門が現れて、院長や外科部長の反対を無視して手術を決行するシーンがみられる。こうした大門の行為が、実際に許される可能性はあるのだろうか。

「訴訟につながりかねたいため、これはあり得ません。手術は患者との契約に基づき行われるので、患者が『大門に手術をお願いします』という契約をすれば、院長や外科部長の許可なく手術を決行しても、罪には問われないかもしれませんが、そもそも看護師が手伝わないでので、現実的には手術はできないでしょう」(A氏)

 以上みてきた現場の医師たちが指摘する同ドラマの“現実離れ”について、前出・B氏は「全体的に、医師をバカにしているという印象を受けます。同ドラマにより、医師や医療への誤解が広まってしまわないかが心配です」との懸念を口にする。また、テレビ局関係者は「これはもう放送事故レベルでしょう」と感想を漏らすが、こうした声をよそに、早くも本シリーズも“大ヒット”の予感がただよっている。
(文=編集部)
 

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