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三越伊勢丹、各店舗が軒並み売上減地獄突入の兆候…爆買い消滅で旗艦店も一斉に撃沈

文=編集部
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 大手百貨店グループ(地方の提携店も含む)で、売上高が150億円未満の店舗は三越伊勢丹HDが3店、大丸松坂屋を傘下に持つJ.フロント リテイリングが8店、高島屋が4店、阪急阪神百貨店を運営するH2Oが8店、そごう・西武が7店ある。

 商店街の中心にある百貨店が閉店すると空洞化を招くとして、地元の抵抗は強かった。だが、地方の店舗を支える力を失った大手百貨店にしてみれば、背に腹を代えられない状況だ。

 百貨店は大量閉店時代に突入した。

【参考資料】
※日経MJ『2015年度百貨店調査、店舗別売上高ランキング』に基づく

三越伊勢丹HD

松山三越(愛媛県松山市、売り上げ148億円)
新潟三越(新潟県新潟市、同142億円)
岩田屋久留米(福岡県福岡市、同124億円)

J.フロントリテイリング

高知大丸(高知県高知市、同132億円)
大丸須磨(兵庫県神戸市、同95億円)
松坂屋高槻(大阪府高槻市、同90億円)
松坂屋豊田(愛知県豊田市、同83億円)
大丸芦屋(兵庫県芦屋市、同71億円)
鳥取大丸(鳥取県鳥取市、同61億円)
大丸山科(京都府京都市、同39億円)
大丸浦和パルコ(埼玉県さいたま市、同37億円)

高島屋

堺(大阪府堺市、同138億円)
大宮(埼玉県さいたま市、同105億円)
港南台(神奈川県横浜市、同99億円)
米子高島屋(鳥取県米子市、同59億円)

そごう・西武

西武福井(福井県福井市、同125億円)
そごう西神(兵庫県神戸市、同124億円)
西武小田原(神奈川県小田原市、同122億円)
西武大津(滋賀県大津市、同112億円)
西武秋田(秋田県秋田市、同102億円)
西武岡崎(愛知県岡崎市、同94億円)

 そごう西神店は、エイチ・ツー・オー リテイリングに譲渡することが決まっている。

 セブン&アイ・ホールディングスでは、このほかにイトーヨーカドーやショッピングセンターのアリオに出店していた小型店を10店閉鎖する。アリオ上田(長野県上田市)の小型店を皮切りとして17年1月に3店閉めるほか、2月に4店、4月に1店、8月にも2店を閉鎖する。

 残る小型店はイトーヨーカドー三島店(静岡県三島市)とセブンパークアリオ柏店(千葉県柏市)に出店する2店だけとなる。

エイチ・ツー・オー リテイリング

阪急メンズ東京(東京都千代田区、同145億円)
宝塚阪急(兵庫県宝塚市、同78億円)
都筑阪急(神奈川県横浜市、同50億円)
阪急百貨店大井食品館(東京都品川区、同47億円)
阪神・にしのみや(兵庫県西宮市、同45億円)
あまがさき阪神(兵庫県尼崎市、同35億円)
三田阪急(兵庫県三田市、同14億円)
阪神・御影(兵庫県神戸市、同5億円)

(文=編集部)

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