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箱根駅伝、ダントツ3連覇予想の青学に脅威浮上か!大番狂わせの目は駒澤大?東洋大は苦戦?

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出雲駅伝で2連覇を達成した青山学院大学(北川外志廣/アフロ)

 10月10日に出雲駅伝、10月15日に箱根駅伝予選会が行われ、来年正月に開催される第93回箱根駅伝の出場20校すべてが秋のレースに参戦したことになる。本番まで約2カ月あるが、どこよりも早く「箱根駅伝の戦い」を予想してみたい。

 前回の箱根駅伝で10位までに入った大学が出場する出雲駅伝は、有力校が激突して、青山学院大学が悠々と連覇を果たした。ライバル校が主力を欠いたとはいえ、青学大の強さが際立ったレースになった。そのなかで青学大には、大きな収穫が2つあったと思う。ひとつはルーキー鈴木塁人が1区を区間5位と好走したこと。もうひとつは2年連続でアンカーに起用されたエース、一色恭志にタスキを渡す前にトップを奪ったことだ。

 今年のチームは一色を除くと、卒業した神野大地、久保田和真ほど攻撃力のある選手はいない。エースの力を借りなくともトップに立ったことは、青学大にとって大きな自信になったはずだ。

 10月1日の世田谷陸上競技会5000mで小野田勇次が13分46秒93をマークするなど、出雲メンバーから漏れた選手も快走している。現時点で5000mを13分台で走る選手は14人と出場校中最多で、1万mで28分台を出す選手が現在は6人いるが、年内には10人近くに上るだろう。

 選手層の厚さはダントツで、さらに箱根ではエース区間の2区に一色という強力なカードもある。各チームのエースが登場するこの区間を、2年続けて区間3位で走っている一色は、区間歴代上位の好タイムで快走するとの期待が高まっている。1区で大きく出遅れない限り、レースを優位に進めることができるだろう。

 今大会から4区と5区がそれぞれ2.4km延長・短縮することも青学大にとって追い風だ。「山の神」と呼ばれた神野の卒業は大きな戦力ダウンだが、距離変更によって5区の影響力が下がり、4区の重要性が増すことになる。つまり、この“新区間”は、青学大の戦力にフィットするといえる。

 青学大は11月6日に行われる全日本大学駅伝でも優勝候補の筆頭だ。このまま順調に仕上がっていけば、全日本で初優勝を飾り、箱根駅伝で「駅伝3冠」と「3連覇」を達成する可能性は高い。

東洋に不安要素、駒澤が有力、東海にも注目

 大本命・青学大を追いかけるのは、前回2位の東洋大学と同3位の駒澤大学だ。しかし、出雲では両校とも本領を発揮できなかった。東洋大は昨年の出雲と全日本で区間賞を獲得した口町亮を欠き、出雲は9位に沈んでいる。口町は全日本のメンバーからも漏れており、箱根も心配な状況だ。エース服部弾馬のスピードは爆発力を秘めているが、2区タイプではないため、区間配置も悩ましい。