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本田圭佑「外し」を願う声高まる…ビッグマウスにも「実力判断できていない」と批判殺到

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本田圭佑(Enrico Calderoni/アフロスポーツ)

 11月15日に開催される、2018FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選、日本対サウジアラビア(埼玉スタジアム)は、日本サッカーの大きな転換点となる可能性がある。

 特に注目されているのは、2008年に代表デビューし、10年のW杯南アフリカ大会以来日本サッカー界を牽引してきた本田圭佑の立場だ。周囲を驚かせるほどのビッグマウスを常に発し、それを実現させようと本田は自分を高めてきた。

 そして、世界最高峰リーグのひとつ、イタリア・セリエAのビッグクラブであるACミランのエースナンバー10番を背負うまでになった。

 しかし、今季はACミランでほとんど出番がなく、出場機会を与えられても良いパフォーマンスを見せられないでいる。そのため、ACミランのファンや地元紙から激しいバッシングを浴びせられる日々が続いている。

 そんな本田は自身が浮上するきっかけをつかもうともがいているが、W杯本大会への出場に黄信号が点灯している状態の日本代表においては、本調子ではない本田を出場させることに反対する意見が日に日に高まっている。

「本田は、もともとスピードのある選手ではない。フィジカルの強さを生かしたボールキープによって相手を引き付けてから出す味方へのパス、最前線でのゴール決定力の高さ、無類のパワーを持つ左足からのフリーキックなどが持ち味。しかし、11日に行われたオマーン戦では、ボールを失うシーンが多く、パスの精度も低かった。バヒド・ハリルホジッチ監督からもリズムの悪さを指摘されるなど、試合勘の欠如がはっきり出た。サウジアラビア戦では途中出場するとみられているが、今後もACミランで試合に出られなければ、代表に呼ばれなくなる日も近いだろう」(スポーツ紙記者)

 ファンの間でも本田を外すよう願う声が大きくなっており、本田は窮地に立たされている。

 そんな空気を払拭しようと、本田は「(出場選手について)監督が選ぶ権利があるが、自分が代表にふさわしい選手かそうじゃないか、自分で判断できる」「今の時点で、何か自分が代表において外される理由がない」と、痛々しいまでに強気の発言を繰り返した。そこには、長年日本代表を牽引してきたプライドがにじむ。

 だが、ファンからは「代表にふさわしいパフォーマンスを見せていないのに自信過剰も甚だしい」「自分の現在の実力をまったく判断できていない」「外される理由は十分すぎるほどにある」と批判が殺到している。

世代交代の可能性

 本田以外にも、香川真司(ドイツ、ブンデスリーガ、ボルシア・ドルトムント)、長友佑都(セリエA、インテル・ミラノ)、清武弘嗣(スペイン、リーガ・エスパニョーラ、セビージャFC)など、日本代表の中心にいる“海外組”は、軒並み所属チームで出場機会がなかなか与えられない状況が続いている。

 清武は代表の試合で結果を残しているため、今後も主力として出場するとみられているが、本田と香川はレギュラーの座を失う危機にある。

 そこへ、大迫勇也(ブンデスリーガ、1.FCケルン)、久保裕也(スイス、スーパーリーグ、BSCヤングボーイズ)といった若手が台頭してきており、世代交代がささやかれ始めた。

 試合に先立って発表されたスターティングメンバーに本田と香川の名前はない。サウジアラビア戦に勝てば、最終予選B組の首位に浮上する可能性もある。逆に、敗れればW杯本選出場圏外に陥落する。さらに、負ければハリルホジッチ監督は進退問題にまで発展しかねない大一番であると同時に、日本代表が生まれ変わる可能性のある試合でもある。

 長年、日本代表を牽引してきた本田だが、若手にバトンを渡すことになるのか。それとも、途中出場で存在感を示して、引き続き“王様”として君臨し続けるのか。W杯出場権の行方とともに、将来の日本サッカーの行方を占う意味でもサウジアラビア戦は要注目だ。
(文=編集部)