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『逃げ恥』ダンス動画アップ、容認宣言でも違法&処罰の危険…TBS「回答なし」

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新垣結衣

 今クール(10~12月期)の連続テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の快進撃が止まらない。第1話で平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と2ケタに乗って以降、回を重ねるごとに視聴率は上昇し、今週(22日)放送された第7話は同13.6%をマーク。今クールの各局連ドラのなかでも上位争いを繰り広げている。

 そんな『逃げ恥』人気の要因のひとつとして挙げられるのが、エンディングで流れる“恋ダンス”だ。出演者でもある星野源が歌う主題歌の『恋』(ビクターエンタテインメント)にあわせて出演陣が軽快なダンスを披露。TBSのYouTube公式チャンネル上で10月13日に期間限定で公開された動画が、同チャンネルにおいて最高視聴回数を記録。YouTubeをはじめとするインターネット上では、一般人や企業が恋ダンスを踊る動画が多数アップされ、ブームとなっている。

 しかし、ダンスの振り付けや曲には著作権があり、それを無断で利用して動画を制作しネット上にアップするという行為は法的には問題ないのであろうか。

 こうした疑問を持った人から多数の問い合わせが、『恋』の作詞作曲者である星野源の所属レーベル「スピードスターレコーズ」に寄せられたことを受け、今月22日、同社は公式ホームページで、『恋』に合わせて踊る動画について、一部の条件を満たせばYouTube上に公開可能であると発表した。

 また、恋ダンスの振り付けを担当した演出振付家のMIKIKO氏は、当サイトの取材に対し、「(第三者が恋ダンスを踊る動画をYouTube上に公開する行為を)許諾しております。ドラマ放送終了まで、皆さま個人個人で、楽しんで踊っていただければ嬉しいです」としている。

 その一方、ドラマやエンディングの恋ダンスの映像に関する著作権を管理していると思われるTBSは、「TBSもスピードスター社と同様の見解なのか」との当サイトの質問に対し、「回答なしでお願いします」との返答を寄せた。

 さらにスピードスター社は、「営利目的に利用する等、その利用方法が不適切であると判断したものに関しては、削除手続きを行う可能性もある」としており、無条件での利用を許可しているわけではない。

 以上の状況を前提とした場合、たとえスピードスター社が「公開可能である」と宣言しているとしても、第三者が自由に恋ダンスを踊る動画をYouTube等のネット上へアップすることは、本当に問題ないのか。また、アップする際にどのような行為をすると、法的に問題となってしまう恐れがあるのか。弁護士法人ALG&Associates弁護士の山室裕幸氏に解説してもらった。