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大新聞が絶対に書評できないタブー小説『トヨトミの野望』

人、金、女…トヨタの秘められた「奥の院」を暴露?衝撃本、登場人物のモデルはこの人物だ!

文=編集部
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 代表作『白い巨塔』『沈まぬ太陽』などで知られる著名な小説家、山崎豊子の作品を彷彿とさせる企業小説『トヨトミの野望』(梶山三郎/講談社)が話題を呼んでいる。小説のメインテーマは、左遷から復活して社長となった人物と創業家の、会社の将来像をめぐっての路線対立にある。

 ずばりこれは、トヨタ自動車がモデルであり、奥田碩元社長(現相談役)と豊田本家との「つばぜり合い」、ひいてはその抗争が今のトヨタにどのように影響したのかが克明に描かれている。そして随所にトヨタマンたちの「人、金、女」にまつわるエピソードが散りばめられている。

 トヨタといえば、日本最大の広告スポンサーであり、メディアではトヨタ批判はタブーだ。なかでも神格化された創業家への批判はもっともタブーとされ、小説ではあえてそのタブーに踏み込んだ。

 知られざる「トヨタの奥の院」の実態が、小説とはいえ赤裸々に描かれているだけに、読者受けも好評で、版元の講談社の関係者によると、発売後約1カ月で瞬く間に4刷まで増刷したそうだ。

 ただ、小説であるがゆえに、どこまでが事実なのか、といった問い合わせもあるという。なかでも「登場人物のなかには容易に特定できる人物もいれば、できない人物もいる」という声が多いという。

 そこで11月29日付当サイト記事『トヨタ、幹部の呆れた恥部や社内クーデターがモデル…大ベストセラー本が波紋』では、エピソードはどこまで本当なのかを検証してみた。今回は、登場人物は誰がモデルなのかを、以下の人物対照表にまとめてみた。

※以下、左から、同小説内の登場人物→モデルと想定される実在の人物

武田剛平→奥田碩氏(現トヨタ相談役、元経団連会長
御子柴宏→張富士夫氏(現トヨタ名誉会長) 
豊臣統一→豊田章男氏(現トヨタ社長)
豊臣新太郎→豊田章一郎氏(現トヨタ名誉会長、元経団連会長)
豊臣芳夫→豊田達郎氏(現トヨタ相談役)。章一郎氏の弟。
豊臣勝一郎→豊田喜一郎氏。章一郎氏の父、章男氏の祖父。
豊臣史郎→豊田英二氏(元トヨタ最高顧問)
豊臣太助→豊田佐吉氏 章一郎氏の祖父、章男氏の曾祖父
九鬼辰三→古川晶章氏(元豊田通商会長)?
九鬼辰彦→西川幸男氏(元トヨタ常務役員、現トヨタ部品愛知共販社長、実父が元豊田通商副社長)?
吉田拓也→元トヨタ副社長・元デンソー会長の齋藤明彦氏と、現トヨタ会長の内山田竹志の合成人物?
斎藤貢→元トヨタ専務の野口紘一郎氏と元トヨタ常務の宮原彰氏の合成人物?
ドーン・シモンズ→「グリーンメーラー」と呼ばれたブーン・ピケンズ氏。かつてトヨタを抜いて小糸製作所の筆頭株主になる。系列取引など日本の商慣行を批判しながらトヨタに高値で株を引き取らせようとするが失敗。
八田高雄→服部悦雄氏(元トヨタ自動車中国総代表)
ホセ・エミリオ→マルコス政権時代の政商、デルタモーター社長のリカルド・C・シルベリオ氏。奥田氏のフィリピン勤務時代のミッションのひとつは、このシルベリオからの債権取り立てにあった。
フェルナンド・マルノス→フィリピンのマルコス元大統領
エメラルダ・マルノス→マルコス元大統領の夫人、イメルダ。
岡村泰弘→不明
速水徹→元トヨタのテストドライバーの成瀬弘氏。章男氏が弟子入り。
山崎幸二→自民党の山本幸三氏。現地方創生担当大臣。
メアリー・ブランド・フレッチャー→鉄の女、英国元首相のサッチャー氏
トニー・ブレッド→トニー・ブレア元英国首相
堤雅也→ 元北米トヨタ社長の大高英昭氏と元トヨタ取締役の岩月伸郎氏の合成人物?
中西徳蔵→トヨタ元副社長の浦西徳一氏。
ジョージ・ボッシュ→ブッシュ元米大統領
佐橋龍之介→小泉純一郎元首相。
タカコ・レイモンド→小林明香氏。北米トヨタ社長だった大高氏の秘書。
丹波進→トヨタ元社長の渡辺捷昭氏(現相談役)
明智隆二→トヨタ元副社長の木下光男氏。

(文=編集部)

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