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石徹白未亜「ネット依存社会の実態」【アプリ四季報 2016年7~9月】

AbemaTV、ユーザー爆増でニコ動を超えた?新たな視聴スタイルはテレビの先を行くか

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女性ユーザーにも高額課金者はいる?


――「グーグルプレイ」の売上額ランキングで見ると、女性をターゲットにした「刀剣乱舞」「あんさんぶるスターズ!」「アイドリッシュセブン」などのゲームアプリはトップ10圏外と伸びていないですね。

岡田 女性向けの場合、ゲームそのものよりグッズにお金が流れる傾向があるので、このランキングには出てきづらいのです。ただ、「あんさんぶるスターズ!」が200万ダウンロード記念のキャンペーンを行った日は1位になりました。そのため、一概に「女性は男性より課金しない」とはいえないと思います。

――そうなると、性年代で差の出るところはあったりしますか?

岡田 ニュース系は性年代で利用するアプリがきれいに分かれます。「グノシー」「スマートニュース」といった性年代を問わず対象を広く取ったものは根強いのですが、一方で特定の性年代に絞ったものも台頭してきています。

 たとえば、女性向けのニュースアプリに「MERY」「Locari」がありますが、「オトナ女子向けライフスタイル情報アプリ」と銘打たれた「Locari」のほうがターゲットの年齢層は上で、App Apeで見ても「Locari」のほうが利用者の年齢層は高いです。よりターゲットを絞ったニュースアプリがリリースされ、それが実際にターゲット層に刺さっていることがわかります。

【※編集部注】取材は2016年10月時点。その後、「MERY」を運営するディー・エヌ・エーでは、運営していた各種キュレーションサイト(一般ユーザーが投稿できるサイト)において「キュレーションサイトとしておきながら、実際はライターに執筆させた記事であること」「他媒体の記事内容を転用する際、盗用がばれないように語尾などを書き換えさせるマニュアルが存在したこと」などが発覚し炎上。同社は、まず問題の発端となった医療系キュレーションサイト「WELQ」の全記事を非公開としたが、その後、同社が運営するほかのキュレーションサイトの情報非公開を進め、「MERY」も12月7日に全記事が非公開に。

「AbemaTV」の視聴者は40代男性?


――群雄割拠で移り変わりの激しいアプリの世界の中で、16年7~9月で「きた!」というアプリを選ぶとすると、何になるでしょうか。

岡田 やはり、初速がものすごかった「ポケモンGO」、そしてインターネットテレビアプリ「AbemaTV」ですね。「AbemaTV」は、現在もユーザー数が右肩上がりで増えています。

金井篤史氏(以下、金井) 10月5日時点、「AbemaTV」はサービス開始から半年弱で900万ダウンロードを突破しています。その勢いや実質的な利用状況においては「ニコニコ動画」に迫るというより、もはや超えつつありますね。【※1】

岡田 「AbemaTV」には複数のチャンネルがあり、視聴スタイルがテレビと一緒です。一方、「ニコ動」はコンテンツが用意してあり、それをユーザーが好きなときに再生できるというスタイルですね。

――仕組み的には、いつでも見られる「ニコ動」のほうが見やすい気もしますが。

岡田 それこそ、ネットなのにテレビのように「気軽に流し見」できるというのが「AbemaTV」の新しさであり、人気の要因なのかもしれません。今まで、そのような動画コンテンツは少なかったですから。また、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)など、テレビの人気番組とコラボレーションして番組制作をするなど、コンテンツ展開も積極的です。

『節ネット、はじめました。 「黒ネット」「白ネット」をやっつけて、時間とお金を取り戻す』

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