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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

異常なクリスマスチキンの習慣、日本だけ?大量摂取は危険?ホルモン剤漬けで不健康な鶏

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 筆者は、ブラジルから輸入された鶏肉が外食産業で使われている現場に居合わせたことが何度もありますが、パックの封を切った途端に、なんとも言い難い悪臭が漂います。なぜ、そんなにおいがするのかわかりませんが、とにかく独特の臭いです。とてもではないが、「こんなものは食べられない」と思うのですが、水に溶いた衣をまぶして揚げてしまうと、その衣の香りと強烈な味で、元の肉の臭気がわからなくなってしまうのです。迂闊に外食で安い鶏肉料理を食べると、そのような肉を食べることになってしまうかもしれませんから、気をつけたほうがいいですね。

 博多で水炊きの老舗に行くと、鶏肉はこんなにもおいしいのかと思いますし、東京の湯島に古くからある鶏料理屋で「鶏すき」や「鶏なべ」を食べると、「絶対にまた来よう」と思うほどの逸品です。

 鶏肉もやはり、良いものを少量食べることがいいのだと思います。クリスマスに、ゲップが出るほどチキンを食べる愚かさに、早く気づいてほしいものです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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