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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

日本人の野菜不足、危機的状況で健康を脅かすレベルに…がんや糖尿病に直結

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サプリなどでの補給はNG


 野菜の摂取量が少ないということは、とりもなおさずビタミンやミネラルなどの必須栄養素とともに、私たちの健康を守ってくれる植物栄養素の摂取量も少なくなるということです。また、最近ようやく重要視され始めた食物繊維の摂取量も少なくなり、それが健康のレベルの低下に結びついていることは、多くの方々の知るところです。

 食物繊維には2種類あり、ひとつは水溶性食物繊維、もうひとつが不溶性食物繊維です。いずれも私たちの消化酵素で消化されない食物中の成分です。根菜やイモ類などの野菜や果物、きのこ類や海草、甲殻類、そして未精製の穀類や豆類などに多く含まれています。

 食物繊維は、腸内に送り込まれてしまった発がん物質などの有害物質を吸着して排泄してくれるため、適正量を摂ることで腸内がきれいに保たれます。それによって善玉菌が増え、リンパ球が活性化し、結果的に免疫力が高まります。また、コレステロール値を下げる、糖尿病を予防する、高血圧を予防する、肥満を防ぐなど、さまざまな効果があると考えられています。

 しかし、このように健康効果を持つ食物繊維も、摂りすぎてしまうと良くありません。肝心な栄養が吸収されにくくなったり、腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になりすぎて下痢気味になったりすることもありますので、サプリメントや食物繊維を多く含んだ飲料などを飲む時は配慮が必要です。

 つまり、適量の新鮮な野菜と、未精製の穀物と豆類を日常的に食べるというのが、もっとも優れた食物繊維の摂取方法なのです。このような食事内容にしていくと、必然的に私たちの免疫力は向上していきます。逆に、食事で食物繊維を十分に摂取できないと、免疫力が低下することもあり得ます。このように、野菜の摂取不足は、私たちの健康に大きな悪影響を及ぼすことになります。

野菜の“質”が重要


 しかし、もっと大きな問題は、野菜不足を解消しようとして質の悪い野菜を食べてしまうことです。質が悪いというのは、農薬や化学肥料を多用して栽培した野菜を指します。農薬の害は、これまでもいろいろと指摘されてきていますが、化学肥料にも大きな問題があります。

日本人の野菜不足、危機的状況で健康を脅かすレベルに…がんや糖尿病に直結のページです。ビジネスジャーナルは、連載、発がん物質野菜食物繊維の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!