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有馬賢治「日本を読み解くマーケティング・パースペクティブ」

マック、なぜ一度離れた客が再び店舗に戻ってきた?意外な外的要因による悪いイメージ払拭戦略

解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=A4studio

マクドナルドはコラボ上手

 この成功のあとを追うかたちで、ソフトバンクやイオンも店舗をポケストップとジムに設定した。企業とゲームやアニメなどのコラボ企画は、今までにもさまざまなかたちで各社が実現してきたが、どのような影響があるのだろうか。

「そのキャラクターやゲームの知名度を顧客吸引力につなげられる、というメリットがあります。つまり、本来のターゲットではない層も引きつけられるため、売上を伸ばせる可能性が高まるということです。ただし、有名なコンテンツほどライセンス料が高いので、それを支払えるだけの企業体力がある会社でないと実現は難しいでしょう。マクドナルドは『妖怪ウォッチ』とも提携して成功した実績がありますし、コラボ企画に関してはかなり上手な印象です。現代の企業には、こういった自助努力以外の部分でも自社を成長させる力が必要とされているいうことでしょう」(同)

 外的要因をうまくコントロールできるかどうかも、マーケティングにおいては必須の能力といえるようだ。
(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=A4studio)

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