NEW
黒田尚子「『足るを知る』のマネー学」

宝くじ高額当せん者だけに配布される冊子に書かれた「驚愕の注意点」…不幸なトラブルも多数

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
宝くじ売り場(「Wikipedia」より/Mariemon)

 毎年11月下旬から12月下旬にかけて発売される「年末ジャンボ宝くじ」。2016年のその1等は7億円で25本(第704回全国)。前後賞はそれぞれ1億5000万円で50本もある。

 前後賞は同じ組で末尾の数字が1つ違うだけだから、連番で購入すると、前後賞も合わせてトータル10億円が期待できる、まさにビッグチャンスとなっている。大みそかに東京・赤坂ACTシアターで抽選が行われたが、当たった人は素晴らしい初夢が見られただろう。

 10億円が当たったら、年収2,500万円の生活が40年続く。月額650万円の家賃がかかるというトランプタワーに12年間住み続けることもできるし、豪華なクイーン・エリザベス号での世界一周も夫婦で60回以上(一人780万円×2)周遊できる。

 これまでの価値観や金銭感覚が一変しそうだが、今回のコラムでは、もしも宝くじに当たった場合にどうする? どうなる? をまとめてみた。

必要でない限り、まとまった当せん金は口座振り込みに


 まず、自分が購入した宝くじが当せんしていたとなると、一刻も早く受け取りに行きたいのがヒトの性(さが)というものだろう。

 1万円以下なら全国の宝くじ売り場や受託銀行であるみずほ銀行の窓口(詳細は宝くじ券の裏面に記載)で換金できる。1万円超の場合は銀行等になるが、「5万円マーク」が表示されている宝くじ売り場なら5万円まで換金可能だ。

 50万円の当せん金を換金する場合、運転免許証や健康保険証など本人確認ができるものを持参するのをお忘れなく。100万円超なら、それに印鑑も必要になる。当日換金できる金額は100万円まで。それ以上は後日現金受け渡し、もしくは振込になる(みずほ銀行本店は、一定額以上なら当日全額受け取れる場合もある)。

 10億円当たったら、目の前に札束がどれくらい積み重なるのか見てみたい気持ちはあるものの、防犯上の観点などから、必要に迫られない限り、銀行などでは振込をお勧めされるはずだ。

高額当せん者だけがもらえる冊子がある!


 さらに1,000万円以上が当たった高額当せん者は、当せん金以外にある冊子を渡される。タイトルを『【その日】から読む本 突然の幸福に戸惑わないために』(以下、『その日から読む本』)という。