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雨宮寛二「新・IT革命」

アップル、無敵状態鮮明…iPhoneは市場利益9割独占、Watchもサービスも一人勝ち

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 Apple Payではユーザー数が3倍に増加し取引量も6倍に増え、また、Apple Musicでは会員数が2,000万人を突破し、さらに、App Storeでは収入が4割以上増えたことから、どの事業もまだまだ伸びしろがあり、今後の成長が期待できる。

 確かに、これらの事業のこれまでのグローバル展開は見事であった。とりわけ昨年ローンチされたApple Payの日本展開では、世界展開のなかで唯一、アップルがカード事業者に決済の仕様を合わせるという小技まで見せた。

 このように、決済サービス、音楽配信サービス、アプリ配信サービスなど、そのひとつひとつの事業展開を見る限り、アップルが手堅い経営を行っているのは確かである。だが、iPhoneの絶大なる破壊力の陰で、変化に対する危機意識が薄れつつあるのも事実である。

 ティム・クックCEO(最高経営責任者)は、「今後4年でサービス事業の規模を倍にしたい」と豪語する。次の10年で、アップルの事業構成はどのように変貌を遂げているのであろうか。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)