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駄作?名作?ヤバい問題作『カルテット』、なぜ人々はハマるのか?テレビ業界に波紋の謎

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『カルテット』(TBS系)のHPより

「練習したから、失敗するのが怖いんです」
「キッチンきれいにしたから料理したくないのと、同じですね」

 このセリフは現在、TBS系で放送中の連続テレビドラマ『カルテット』内で、松たか子演じる巻真紀と、高橋一生演じる家森諭高の会話だ。こうした人々の何気ない日常生活を切り取るようなセリフの掛け合いで人気の同作は、7日に第4話へ突入。キャストに演技派俳優を揃えるも、第1話の平気視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)、第4話では同7.2%に落ち込み低迷気味だが、なぜか今クール(1~3月期)の連ドラのなかでは高い評価を得ている。さらに一般視聴者の間でも、「退屈で、何が面白いのか、まったく理解できない」「深いような浅いような意味深なセリフのやりとりや、コメディなのかサスペンスなのかラブストーリーなのかわからない奇妙な雰囲気が、たまらない」などと賛否両論の評価を呼び、放送のたびにその内容が話題になる“問題作”ともいえる。その背景について、テレビ局関係者はこう分析する。

「やはり坂元裕二さんが脚本というのが、大きいでしょう。坂本さんは最近のヒット作でいえば『最高の離婚』(フジテレビ系)の脚本も担当しているのですが、坂元さんは人の心に訴えかけるセリフが得意。『カルテット』でも松さんが『泣きながらご飯食べたことある人は、生きていけます』というセリフを言うのですが、泣きながらごはん食べた経験って、誰でも一度はあると思うんですよ。そういうリアルなところを突いてくるので、視聴者は共感してしまいますよね。本当にうまいと思います」

 ほかにも、「共感できる」と話題になったセリフはある。

「第2話で松田龍平演じる別府司が、同僚の女性と終電を逃し、その女性の家に泊まったという話をすると、家森は『終電は男女が一線を越える言い訳のためにある』と言うシーンがありますが、これにはインターネット上でも『ぐっときた』『終電って…そうなの?』『名言』などと盛り上がっていました」(同)

今後のテレビドラマ界に与える影響


 そんな『カルテット』の主な視聴者層について、週刊誌記者は次のような見方を示す。

「若者が見ているのかと思いきや、意外にも中年女性にも人気なのが、このドラマの特徴です。坂元さんが今からもう26年前の1991年に放送された『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の脚本を担当していたこともあり、当時同作にハマった年代の人たちが『カルテット』に期待している部分もあるのでしょう。女性誌のライターたちの間でも『カルテット』の話題は尽きず、同業者向けのドラマであることは確かです」

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