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インフルエンザ、自己判断で解熱剤服用は極めて危険…脳障害や内臓障害の恐れも

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「Thinkstock」より

 相変わらずインフルエンザが猛威をふるっています。インフルエンザの症状として特徴的なのは、急な発熱。38度を超える高熱が急激に出て、「まずは熱を下げたい」と思ってしまう方も多いと思います。

 すぐに解熱剤を飲みたいところですが、インフルエンザの場合は、服用すべきでない解熱剤もあるので注意が必要です。先日、18歳のアイドルが急死した際、インターネット上で「死因はインフルエンザ脳症らしい」「インフルエンザのときに解熱剤を飲むとインフルエンザ脳症にかかって急死する可能性がある」といった情報が乱れ飛びました。同アイドルの死因については後日、所属事務所が「致死性不整脈の疑い」と公表しましたが、インフルエンザに関して世間の注目が高まる出来事となりました。

 そこで今回は、インフルエンザと解熱剤の関係について考えてみましょう。

 そもそも、風邪であれインフルエンザであれ、発熱するには理由があります。発熱は「つらく、悪いもの」で、できるだけ早く解消したい症状と考えがちですが、実際には体にダメージを与えるなんらかの原因に対して、体温を上げて免疫機能を活発にして自らを守ろうとする防御作用のひとつです。

 また、ウイルスや細菌などが熱に対して弱いということも、高熱を出す理由のひとつと考えられています。

 体温が上がると免疫力がアップすることは、広く知られるところとなっています。したがって、解熱剤を使って体温を下げると身体の防御機能がうまく発揮できず、かえって回復を遅らせることになります。

 まずは、発熱は「つらく、悪いもの」「出てはいけない症状」ではなく、熱が出ることで治癒に導く身体の防御機能だということをしっかり認識しましょう。

 そうはいっても、発熱はつらい症状ですし、高熱が続いた状態では体力も消耗してしまいます。本来は、しっかり休養をとることが回復への一番の近道ですが、高熱でうなされて苦しんでゆっくり休むこともできないとなると、早い回復も望めません。最悪の場合は命の危険にもさらされます。

抗インフルエンザ薬は、ウイルスを撃退するわけではない


 では、インフルエンザで高熱が出た場合、どのように対処すればいいのでしょうか。

 病院でインフルエンザと診断されると、まずはタミフルなどの抗インフルエンザ薬が処方されるわけですが、抗インフルエンザ薬は感染から通常2日以内にウイルスへの感染が確認された場合に投与されます。抗インフルエンザ薬は、あくまでもウイルスの増殖を抑える薬なので、感染して2日以上たってしまっていると、ウイルスの増殖を抑える意味がなくなってしまうのです。

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