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LINE、ついに利用者「減少」突入…広がる失望、FBに敗北宣言で国内企業化か

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LINEの画面(ロイター/アフロ)

 2016年、“鳴り物入り”で新規上場したメッセージングアプリ、LINEの株価が冴えない。

 LINEは16年7月15日、東京証券取引所1部とニューヨーク証券取引所に日米同時上場を果たした。初値は公開価格3300円を48%上回る4900円。9月28日に年間の高値である5230円にまで上伸したが、その後は下落に転じた。

 16年12月通期決算の発表を受けた17年1月26日の株価は一時、前日比16%安の3530円に急落し、4000円の大台を割り込んだ。その後も株価は回復せず、2月9日には3515円と上場来最安値を付けた。公募・売出価格の3300円を死守できるか、早くも正念場を迎えた。

 上場後の初決算となる16年12月期連結決算(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益は前期比17%増の1407億円、本業の儲けを示す営業利益は同10倍の198億円と大幅な増収増益となった。最終損益は75億円の黒字(前期は75億円の赤字)に転換した。

 業績を牽引したのは広告事業だ。広告収入は547億円で前期より50%増えた。月間利用者数が国内で6600万人いるLINEの媒体価値が高まり、広告を出稿する企業が増えた。福岡の土地売却益が24億円出たことや、タイの子会社に関連して評価益が17億円発生したことが収益を押し上げ、黒字に転換した。一見、好決算に見えるが、市場の反応は「NO」に近かった。それはなぜなのか。

 投資家は、メッセージングアプリの成長性を測る指標として、利用者の伸びを重視する。LINEの利用者は、とうとう減少に転じた。

 16年12月末のグローバルMAU(全世界での月間アクティブユーザー数)は2億1700万人で、16年9月末の2億2000万人から300万人減った。日本、台湾、タイ、インドネシアの主要4カ国では、1億6700万人で前期比15%増えた。つまり、主要4カ国で健闘したが、全体の落ち込みがもっと大きくて補えなかったということだ。四半期ベースでの減少は、11年のサービス開始以来初めてだ。

 メッセージングアプリ業界ではフェイスブックの「フェイスブックメッセンジャー」と、フェイスブックが買収した「ワッツアップ」は、共に利用者が10億人を突破している。中国テンセント社の微信も8億人を上回り、四半期ベースで数千人と若干ながら伸びている。

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