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『A LIFE』、もはや主役は「マサオ」に…やり放題のマサオによるマサオのためのドラマ

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TBS放送センター(「Wikipedia」より/Nobukku)
 

 今クールの民放連続テレビドラマのなかでは視聴率トップを独走中の『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。その第9話が12日に放送された。

 同ドラマは、主演の木村拓哉が演じる外科医・沖田一光が、かつての恋人で現在は親友・壇上壮大(浅野忠信)の妻である壇上深冬(竹内結子)の難手術を行うために、壇上記念病院副院長でもある壮大の強い要請を受けて、同病院に勤務するという設定。前回放送回では、沖田が心臓の病で倒れた自身の父親の手術を行い成功するも、肉親の手術を行うという異例の状況のなか、プレッシャーから手術中に沖田にしては“あり得ないミス”をしてしまう。それを受け壮大は、沖田がかつて深く愛した深冬の手術を成功させることができるのか、不安にさいなまれ、自身で深冬の手術を行うことを沖田に対して宣言するところまでが放送された。

 同ドラマでは、さまざまな事態に直面するたびに対処方針をめぐり沖田と激しく衝突したり、同病院院長で深冬の父親でもある壇上虎之介(柄本明)と経営をめぐり対立したり、さらに深冬の病状への心配に加え、愛人である榊原実梨(菜々緒)の突飛な行動に翻弄されたりと、困難続きで感情を爆発させる「マサオ」こと壮大の“迫真の演技”も話題を呼んでいる。

 たとえば前回放送回では、榊原からビンタをされると、クビを激しく振りながら「ウルルルッー」と形容しがたい声を発する“迷演技”を見せたかと思うと、今後は長い髪を取り乱して板チョコ(ちなみに第9話ではマシュマロ)にかぶりつくなど、まさに浅野の“やりたい放題”の演技が冴えわたった。

 そして今回もマサオの疾走は止まらない。壮大は深冬に、沖田ではなく自分が手術を行うと告げるが、後日、深冬は壮大と沖田を呼び出し、当初の予定どおり沖田に手術をやってほりいと告げる。すると壮大はブチ切れ。ものすごい形相と怒号で「なんでカズなんだ! え? カズは腕がいいからか! カズのほうが信用できるからか! え?」と取り乱し始める。さらに「信頼できるのがカズだからだろ! わかった! 失敗したら殺されても、カズならいいからか!」と暴言を吐き、沖田から「いい加減にしろよ!」となだめられる始末。

 するとそこに、壮大が壇上記念病院を別の病院の傘下に入れることを画策していたことを知った院長の虎之介が乱入し、「マサオ君、君を解任する。この男は、この病院を乗っ取ろうとしていたんだ!」と突然の解雇通知。今まで怒りまくっていた壮大は、急に狼狽したかと思うと、「そーんなことは、してませんよ!」「はー、いやいや違うんだ、誤解です! これは!」と弁明するも、虎之介から「今すぐこの病院を出ていきなさい!」と怒鳴られる。するとマサオは、口をポカーンと空け、「ヤッベー」というなんともいえない表情丸出しで絶句したまま、エンドロールを迎えるのである。

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