NEW

石原慎太郎が差別発言「(障害者に)人格あるのかね」「(水俣病患者の文書に)IQ低い」

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア」(01年)


 01年発売の「週刊女性」(主婦と生活社/11月6日号)で、石原氏は「これは僕がいっているんじゃなくて、松井孝典(東京大学名誉教授)がいっているんだけど」と前置きし、「“文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア”なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪です”って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を産む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑い)」と言及。

 石原氏に名前を挙げられた松井教授も「石原氏の発言を見ると、私の言っていることとまったく逆のこと」と批判しており、石原氏は人々の反感を買って提訴された。

「(北朝鮮と)日本は堂々と戦争したっていい」(02年)


 北朝鮮による日本人拉致問題をめぐり、政府に認定されている17人の拉致被害者のうち、02年には5人の帰国が叶った。

 その背景には、小泉純一郎首相(当時)と故・金正日総書記による日朝首脳会談があったわけだが、同年発売の「週刊文春」(文藝春秋/9月6日号)では石原氏の「僕が総理大臣なら、実は百人近くもいるという拉致された日本人をとり戻すためになら北朝鮮と戦争をおっぱじめるよ」という言葉が紹介されている。

 これに加え、石原氏が出演した同年11月10日放送のテレビ番組『サンデープロジェクト』(テレビ朝日系列)では「(北朝鮮と)日本は堂々と戦争したっていい」とのコメントも。

「予告して自殺するバカはいない。やるならさっさとやれ」(06年)


 06年、文部科学省の伊吹文明大臣宛に「僕は、いじめが原因で11月11日土曜日に自殺することを証明します」と綴られた手紙が届いた。学校のクラスメイトや担任、教育委員会が状況の改善に動かなければ、手紙の内容通りに自殺するというのである。

 この書面について石原氏は、会見で「あんなのは、大人の文章だね。愉快犯っていうか。今の中学生にあんな文章力はない。理路整然としていて」と、信憑性に疑問を投じた。

 さらに石原氏は、「自殺なんか、予告して死ぬなって、そんなものは。大体甘ったれというか」「私なんか、子どもにけんかの仕方を教えましたよ」「ファイティングスピリットがないと、一生どこへ行ってもいじめられる」「予告して自殺するバカはいない。やるならさっさとやれ」と発言を繰り返したのだ。

 後日、石原氏宛には「一生どこへ行ってもいじめられるのはつらいので『死にます』」などと書かれた自殺予告はがきが届くことになる。このはがきも大人のいたずらだという見方があるが、石原氏の発言は世間の反発を招いた。

「(同性愛者について)どこかやっぱり足りない感じがする」(10年)


 10年12月、東京都小学校PTA協議会が、都議会に「青少年健全育成条例改正案の成立に関する要望」を提出した。これは、漫画やアニメにおける児童ポルノや近親相姦などの描写は規制するべきという働きかけだったが、石原氏は同性愛についても「テレビなんかにも同性愛者の連中が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と指摘。

 その数日後、サンフランシスコで同性愛者のパレードを目にしたことがあるという石原氏は「見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」とも語ったのだ。

 この発言を受け、国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチは、石原氏に発言の撤回を求めていた。

「(東日本大震災について)やっぱり天罰だと思う」(11年)


 11年3月14日、東日本大震災を受け、石原氏は節電対策をテーマに蓮舫氏と会談を実施。その後、報道陣の前に姿を現した石原氏は、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う。被災者の方々はかわいそうですよ」と、震災への所感を述べた。

 後日、石原氏は「行政の長である私が使った『天罰』という言葉に、添える言葉が足りなかった」と謝罪した。

「小池百合子都知事に対して)大年増の厚化粧」(16年)


 現在の東京都知事は小池百合子氏だが、当選すれば史上初の女性都知事が誕生するということで、16年夏の選挙はレース中から大きく話題になっていた。そして元都知事の石原氏は、別の候補者(増田寛也氏)の側についていた。

 その応援演説で、石原氏は小池氏のことを「大年増の厚化粧がいるな」「(都政を)厚化粧の女に任せるわけにはいかない」と散々こき下ろし、当然ながら「セクハラだ」と波紋を呼ぶ。小池氏は化粧で顔のあざを隠していると明かしているが、石原氏はそのコンプレックスをも無遠慮に刺激した。

 バッシングに屈することなく当選した小池氏は、8月1日放送のテレビ番組『モーニングショー』(テレビ朝日系列)にて、石原氏の次男である石原良純氏と共演。良純氏が「石原慎太郎というのはああいう人」「多分謝らないと思いますので、私が代わりに」と詫びを入れる一幕があった。

 石原氏と小池氏は現在、豊洲市場移転問題をめぐって舌戦を繰り広げているが、百条委員会では石原氏が再び問題発言をして批判を浴びる事態にならないことを願うばかりである。
(文=編集部)