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土屋太鳳の『兄こま』、「見ているほうが恥ずかしくなる」レベル…キャスティングミスの声も

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『兄に愛されすぎて困ってます』公式サイト(日本テレビHP)より

 通称「兄こま」と呼ばれ、人気の少女漫画『兄に愛されすぎて困ってます』(夜神里奈/小学館)が実写化され、6月に同名の映画が公開される。それと同じキャストで、連続ドラマが4月13日(12日深夜)に日本テレビ系でスタートした。

 主演は土屋太鳳で、かわいいのになぜか振られ続けること12連敗の女子高校生役。その兄は片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が演じる。実は、このきょうだいは血がつながっておらず、妹に想いを寄せる兄が、妹に近づく男を片っ端から排除するというストーリー。

 わかりやすい設定で、原作のファンでなくとも気軽に見ることができるドラマだ。主人公に突然「モテ期」が到来し、イケメンから次々に言い寄られるという状況に、若い女性は狂喜乱舞している。もともと熱狂的ファンが多い原作のため、そのファンたちが実写化にあたってどのような反応を示すか注視していた。

 漫画を実写化すると、多くの場合は拒否反応が起きる。「思い描いていた世界観と違う」「原作のイメージが台無し」「キャスティングが合わない」など、読者が思い描くイメージは千差万別なため、実写化によってひとつの世界観をつくり上げてしまうと、反発が出るのは、ある意味必然なのかもしれない。

 だが、「兄こま」は、放送前から「ドラマ化楽しみ」「必ず見る」「毎週録画する」といった、期待する声が多かった。そして、実際に放送されると、「楽しかった」「キュンキュンする」「少女漫画の世界観が出ていた」など、絶賛する声がインターネット上に広がった。

 決して原作に忠実な構成ではないが、女の子が胸をキュンキュンさせながら「こんなことが自分の身に起きたらいいなぁ」と夢想する世界観は描かれていると感じる。

 だが、正直なところ、その世界観を楽しむだけのドラマだ。その原因のひとつは、W主演級の片寄の演技が、あまりにもひどいことにある。2014年に出演したテレビドラマ『GTO』(関西テレビ系)のときの棒読み演技よりはマシになったものの、見ているほうが恥ずかしくなるほどの大根役者っぷりだ。

 また、片寄の顔が小さすぎ、主演の土屋の顔が非常に大きく見え、かわいそうだ。原作では、小さくて守ってあげたくなるような女の子なので、キャスティングミスな感は否めない。土屋本人も、「私と(主人公の)せとかはあまりに違いすぎて、(略)今も申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語り、原作と自身にギャップがあると悩みを告白している。

 放送が深夜枠なので、何気なく視聴した人もいるかもしれないが、男性は入り込みづらいドラマだろう。明らかに10代女子がターゲットと思われるドラマを、なぜ深夜に放送するのかわからないが、映画の宣伝要素が大きい。ドラマ最終回放送直後にはDVDの発売も決まっており、映画を配給する松竹は複数のメディアを取り込んで宣伝している。

 原作は4巻までで40万部を超える売り上げで、映画は『俺物語!!』『チア・ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』(ともに東宝)でメガホンをとった河合勇人氏が監督を務める。よみうりランドとコラボレーションしたフェスティバルを展開するなど、松竹の力の入れようは並々ならぬものがある。

「松竹は昨年、EXILE TRIBEが出演した『HiGH&LOW THE MOVIE』で、さまざまなメディアを巻き込んで展開することに成功しました。今回も同様に多方面に展開させたいという狙いでしょう。また、『超高速!参勤交代リターンズ』『聲の形』などがヒットしたことで、興行収益も好調です。映画業界では、ライバル・東宝が絶好調なだけに、松竹も一気に巻き返しをはかりたいという意図があると思われます」(映画ライター)

「兄こま」では今後も千葉雄大、草川拓弥、杉野遥亮といったイケメンたちが続々と登場し、土屋演じる主人公に迫る。女性たちにとっては、目の保養と現実逃避の時間としての役割は大きいだろう。
(文=片野雅美/芸能ライター)

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