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フジ月9『貴族探偵』、盛大にコケる雰囲気しかない泥船に乗った嵐・相葉クンの悲劇

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武井咲

 フジテレビの「月9」枠が30周年を迎えるに当たり、その記念作品となる連続テレビドラマ『貴族探偵』が17日に放送開始される。昨今の月9はほとんど毎クールといえるペースで「史上最低視聴率」を更新し続けているが、同作で新たな歴史の船出を飾れるだろうか。

 記念ドラマの主演に抜擢された嵐・相葉雅紀は、同作で正体不明の“貴族探偵”役に挑む。本名すら明かさない貴族探偵は、“探偵”を趣味としつつ、召使いの佐藤(滝藤賢一)、田中(中山美穂)、山本(松重豊)に捜査や推理をさせるという変わった役どころ。そのほか、貴族探偵と対立する探偵・高徳愛香役を武井咲、邪魔者扱いしてくる警察・鼻形雷雨役を生瀬勝久が務める。原作は作家・麻耶雄嵩氏の同題推理小説シリーズだ。

 私は嵐のなかでは相葉が一番好きなので、同ドラマが盛大にコケる雰囲気しかなくて本当に辛い。ちょうど1年前に同じ嵐の大野智が主演した『世界一難しい恋』(日本テレビ系)や、松本潤の『99.9 刑事専門弁護士』(TBS系)は放送前から「面白そう!」と思えたのに、相葉の『貴族探偵』は“コレじゃない感”が半端じゃない。

 だいたい、相葉に探偵のイメージなんてないし、ましてや貴族など論外ではないか。カッコイイ相葉が見たいと思わなくもないけれど、普段のバラエティの印象が強い分、ラブストーリーで明るい好青年を演じてくれるだけでも十分なギャップを感じられるのに。

 それから、フジも月9の威信とジャニーズの名誉のために“凝ったドラマ”をつくろうと思ったのかもしれないが、そのせいで逆にとっつきにくくなっている。「恋愛に不器用な若社長が奮闘するラブコメディ」の『世界一難しい恋』、「0.1%の可能性を諦めない刑事専門弁護士のドラマ」の『99.9』と違って、『貴族探偵』は主人公だけじゃなく作品自体に掴みどころがない。小説ならば読み解く楽しさがあるものの、これをドラマとして採用したフジの空回りっぷりが哀れだ。そもそも、とっくに月9の威信など消滅しているのだから、「記念作だから」ではなく「視聴者のために」つくればよかったのではないか。

 あとひとつ、最後にどうしても言わせてほしいのは、数字を持たないのに“オスカーのゴリ押し女優”としてアンチだけは大量に抱えた武井がキャスティングされていること。ほかの女優が月9に出たがらないから、フジも仕方なく起用したのだろうと察する。もはや月9という泥舟に武井という爆弾が搭載されたも同然で、舵を取る相葉のプレッシャーは相当なものだろう。
(文=編集部)

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