NEW

全然深夜じゃなくていい『光のお父さん』、だがFFファンからは「台無し」と批判噴出

【この記事のキーワード】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』公式サイトより

 ドラマ『光のお父さん』が4月18日深夜、TBS系で放送された。MBSでは16日深夜に放送されたので、すでに視聴した人たちから「面白かった」という好意的な声がインターネット上で散見されていたので、放送を期待していた。

 このドラマは、オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』をベースにしたドラマで、原作はゲーム好きの青年がオンラインゲームの中で、身分を隠して父と共に旅をして交流を深めていく、というストーリーだ。

 もともと、ブログ上で連載していた日記が人気を博し、書籍化、ドラマ化という道筋をたどった。そのため、すでにブログや書籍でファンとなっている人たちにとって待望のドラマ化だった。また、原作を知らない人でも、『ファイナルファンタジー』(以下、FF)シリーズのゲームで遊んだことがある人にとっても、どんな世界観になるのか、気になるところだろう。

 なにせFFは、シリーズ累計出荷本数が1億本を超え、タイトル数はギネス記録の87本に上る大ヒットゲームだ。その名前を知らない人は少数派なのではないかといえるほど認知度が高い。

 ちなみに筆者は、名前こそ知っているもののプレイ経験はない。ましてや、昨今のオンライン型ゲームの世界観はまったくわからない。そんな人物でも『光のお父さん』は楽しめるのか、という視点で観た。

 深夜1時43分から始まるドラマということもあり、ターゲットはゲームマニアなど限られた層なのだろうと想定していた。だが、見終わった時の感想としては、もっと早い時間帯でもいいのではないか、という面白さだ。

 現実世界の人間が、ゲームという架空世界の中で織り成す関係性、そしてときどき現実に引き戻されるというカオス感。それでいて、主人公を演じる千葉雄大、父親役の大杉漣などの俳優陣もしっとりとした演技で“キワモノ”ドラマという感はない。今後、どのように展開していくのかが楽しみだ。

 一方で、気になる点もいくつかあった。主人公が子供のころ、父親がFFを買ってくるという回想シーンがあるが、町中の風景は昭和の感じが醸し出されているにもかかわらず、自宅は現代風のきれいなリビングで大きな違和感があった。

 また、オンラインゲームの中で主人公が仲間と会話をするシーンにおいて、本来はインターネット掲示板(チャット)のように文字でやり取りするのだが、キャラクターに会話をさせているため、ゲーム感がなくなり、3Dアニメを見ているような感覚になる。

 それが制作側の狙いなのかもしれないが、FFのファンからすると「気持ち悪いことこの上ない」ようで、せっかく実際のプレイ画面を使用しているのに、台無しだという批判もあがっている。ゲームの世界観を求めていない筆者にはよくわからないが、普段からプレイしている人にしてみると、キャラクターが自らしゃべるというのは違和感が大きいらしい。とはいえ、なかにはキャラクターがしゃべるのを楽しんでいるファンもいるようなので、そこも制作側が仕掛けた話題性のひとつなのかもしれない。

 だが、その違和感を除くと、総じてゲームファン、原作ファンからも好評なので、オンラインゲームというテーマや深夜の放送時間は、“ネット民”と親和性の高いドラマなのではないか。今後、ネット上で盛り上がる可能性を秘めているといえるだろう。
(文=片野雅美/芸能ライター)

全然深夜じゃなくていい『光のお父さん』、だがFFファンからは「台無し」と批判噴出のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、ファイナルファンタジー光のお父さんFFの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!