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25万3,200冊の読書から生まれた、「社会人1年目」の人ための「知識」が身につく読書術

新刊JP
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 単なる言葉の羅列を、「本物の知識」に昇華するには、知識を蓄え、問題解決につながる読書をしていくことが肝要なのだ。

■理解を深め、知的になれる読書術

 本書では、著者の読書論と実践的なメソッドが、およそ5:5で構成されている。その中で、特に「社会人一年目」の人のためになるメソッドをいくつか紹介しておこう。

 著者は、読書習慣が身についていない人なら、「2ページに一個、線を引く」ことを勧めている。これは、重要な箇所を見つけるために集中できる方法であり、読書に飽きないための秘策でもある。

 著者自身も、これまで数多くの書籍を執筆しているが、書き手は2、3ページにひとつくらいの割合でキーワードやそれに準じる言葉を使うことが多いという。

 線を引くのは、自分が「これは大事な言葉かな」と感じた箇所でいい。そうやって言葉や論旨に注目していくことで、内容の理解がグッと深まるのだ。

 また、多くの読書術でも語られることが多い「読書メモ」についても触れられている。著者が勧めるのは、「章の最後のページに40文字で書き込む」というものだ。

 40文字という長さにピンとこない人もいるとは思うが、これは文章としては非常に短い。

 このように短くまとめた文章にすることで、その章の内容が、頭の中で強化されるのだという。「まとめる」という作業は内容の理解なしにはできない。理解を深めるためには効果的な方法だと言えるだろう。

 本書では、一貫して「読書とは、その著者と出会い、話し、考えを学ぶもの」という考えが述べられている。もし、著者から読書についての話を聞き、学びたいと思ったら、手にとって本を開き、著者と出会ってみてはいかがだろうか。

(ライター:大村 佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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