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中沢光昭「路地裏の経営雑学」

私が実践した「最強の副業」…マイナーゆえに「リターン&やりがいが大きい」投資

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「Thinkstock」より

 日本は国を挙げて会社員の副業を奨励し始めているようです。年金支給開始や定年退職の年齢引き上げ、「働き方改革」や「一億総活躍社会」などのキャッチフレーズには、いくつか狙いがあると思われますが、増え続ける社会保険の財源を国だけではなく企業や個人にも負担してほしいという政府の狙いが透けて見えます。こうした背景もあってか、社員の副業を認める、もしくは推奨する企業も増えつつあります。

 そこで今回は、世間で広まっているイメージとは少し異なった副業の形態について、考えてみたいと思います。

会社員のときとは違った充実感


 少し前にクックパッド前社長の穐田誉輝氏が、TOB(株式公開買付け)によって2つの上場会社の実質オーナーになりました。当時、その目的をめぐりさまざまな憶測が出ていました。筆者の推測では、クックパッドで社長として良い結果を出していたにもかかわらず、オーナーとの価値観の違いによって自分が社長を辞任せざるを得なかった事実を受け止めての、「自分が心躍る事業で、オーナーになる」という選択をしたのではないでしょうか。

 規模は3つも4つも桁が違いますが、筆者もまだ会社員だった頃に実質個人で小規模事業を2社引き継ぎました。財務上の問題や後継者不在に悩んでいた会社ですが、買収後は無事に業績を回復させ、新しい事業を始めてみたりしながら、日々がんばっています。その甲斐もあってか、現在さらにもう1社引き継ぐ予定です。

 2社を買収するまでには、1年半ほどの間に毎週末と平日夜を使って20~30社を具体的に検討していました。夢中で気づきませんでしたが、2社の売上だけ見れば合計1億円以上になっていました。改めて気づいたときは不安を覚えましたが、すぐに気にならなくなりました。

 当時の会社員生活においては、仕事の結果を出していた自負があったにもかかわらず、社内ではいわゆる老害と呼ばれるような状況も含めた組織の体質に嫌な思いをすることが続き、この先の職業人生の過ごし方を悩んでいた時期だったことも影響して、買収を決めたのだと思います。

 その状況と照らし合わせると、副業として関わっている事業が大きい売上を示していることや実質的に他人を雇っていることの責任の重さよりも、心から興味を持ててやりがいのある仕事にチャレンジできること、業績上否応なく断念せざるを得なくなる事態を避けていれば、自分の意志によってその仕事を続けるかどうかを選べるということの充足感が上回っていました。さまざまな試行錯誤を続けるなかで、思惑通りに課題がうまく解決できたときは、会社員のときとはまた違った充実感を得られ、失敗したときは心底焦ったりもしました。すでに独立されている方にとっては当たり前のことではありますが、会社員を長く続けていた筆者にとってはとても新鮮でした。

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