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視聴率アップの『母になる』…「母親からの手紙」の内容が大炎上、物語はさらなる闇へ

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『母になる』公式サイトより

 沢尻エリカ主演の水曜ドラマ『母になる』(日本テレビ系)の第6話が5月17日に放送され、平均視聴率は前回から1.2ポイントアップの9.5%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。第4話では7.9%にまで下がってしまったが、立場の違う「母」を演じる沢尻と小池栄子の演技が評判となっていることもあってか、ここにきて視聴率も再浮上してきた格好だ。

 今回は、3歳で誘拐されてから行方不明になっていた広(関西ジャニーズJr. 道枝駿佑)を7年間にわたって自分の子どもとして育てていた麻子(小池)の過去が、児童福祉司の木野(中島裕翔)の口を通して明らかになった。母親や周囲からの結婚・出産のプレッシャーに押しつぶされそうになるなか、交際していた男の子どもを妊娠するが別れを告げられ、おなかの子どもも不慮の事故で流産してしまう。精神的に追い詰められた状況の中で、隣室に放置されていた3歳の広を発見。当初は警察に届けようとしたが、結局できなかったのだという。その後、つきまとう男から広を守るために殺人未遂を犯し、2年間服役していた。広を施設に預けたのは犯行に及ぶ前であり、彼は麻子が罪を犯して刑に服していたことを知らない――という内容だった。

 今回、視聴者の反響が大きかったのは、若い頃の麻子に母親が送った手紙の内容。「女性の幸せはなんといっても結婚、出産です」「お母さんはもうあなたの結婚と出産だけが生きがいです」「女性にはタイムリミットがあるの」「ほかにはもう何も望みません。お母さんにかわいい孫をお願いします」「こればっかりは取り返しがつきません。今のうちに産まなきゃ。産めるうちに産まなきゃ」「女性として生きてるからには一度は産まなきゃ」など、ゾッとする言葉のオンパレード。これに反応した視聴者も多く、「親のエゴがひどい」「独身女の心にグサグサ刺さってしんどい」「子どもを産まないと人間として価値がないの?」「聞いてるだけで吐きそうになった」「ドラマとはいえ、ちょっとひどい」などの非難が殺到した。

 母親の手紙自体も恐ろしいが、本当に恐ろしいのは当時を振り返った麻子が「私の母は素晴らしい人でした。全部、完璧。間違ってしまったのは私なんです」と語っていたことだ。第3者から見ると自分の望む幸せを子どもに押し付けるひどい母親なのに、娘である麻子はすっかりそれに洗脳されてしまい、その期待に応えられなかった自分には価値がないと思い込んでしまっていたのだ。掘り下げると、これだけでもなかなか深い問題であり、ちょっと風呂敷を広げすぎなのではないかという気もするが、今後、広げた分をどこまできれいに畳んでくれるかが見ものである。

 今回はこのほか、誘拐されて置き去りにされていた当時3歳の広がすぐに麻子になついたことについても、さすがにおかしいのではないかとツッコミの声が多く上がった。いくら犯人が言い含めたからといって、3歳の子どもが両親のことをすぐに忘れるはずもないし、その後一度も口に出さないのもおかしい、というのが大半の視聴者の意見だ。一方で、命の危機に瀕するほどの極限状態にあったことで、目の前の助けてくれる人にすがるのは本能的な行動ではないか、と擁護する意見もあった。

 いずれにせよ、良くも悪くも物議を醸す内容だったことで、インターネット上の議論が大いににぎわったことは間違いない。あまりスッキリしない回だっただけに、次回の視聴率につながるかどうかは微妙なところではあるが、今期のドラマのなかでは、その内容が話題を呼んでいる作品といえるだろう。次週の予告編では、結衣(沢尻)が麻子につかみかかり、平手打ちする場面が映った。これまで優等生的な振る舞いが目立った結衣が感情をあらわにしたことで、またひとつ新たな展開が生まれそうな予感がする。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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