ビジネスジャーナル > エンタメニュース > 『小さな巨人』、芳根京子で台無し
NEW

『小さな巨人』、無能過ぎで「捜査妨害レベルの刑事」芳根京子がドラマぶち壊し

文=美神サチコ/コラムニスト
【この記事のキーワード】, ,
『小さな巨人』、無能過ぎで「捜査妨害レベルの刑事」芳根京子がドラマぶち壊しの画像1「Thinkstock」より

 長谷川博己主演の連続テレビドラマ『小さな巨人』(TBS系)が5月21日放送の第6話より、物語の“後半”に突入した。

 元警視庁捜査一課係長の香坂真一郎(長谷川)は、前週まで芝警察署に左遷されていた。捜査一課長・小野田義信(香川照之)と敵対しつつも、芝署の刑事・渡部久志(安田顕)らと事件解決に奔走し、芝署署長・三笠洋平(春風亭昇太)の悪事を暴くことに成功。しかし三笠の罪が世間に知れ渡ることはなく、むしろ香坂と、小野田の運転担当でありながら香坂と手を組んでいた山田春彦(岡田将生)が豊洲警察署に異動させられたのだった。

 豊洲署編の幕開けとなった第6話では、学校法人・早明学園の事務局経理課長・横沢裕一(井上芳雄)の失踪事件を調べ始めた香坂。学園の専務・富永拓三(梅沢富美男)は元捜査一課長で、小野田を一課長の座に引き上げた人物であり、さらに一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄に異動させた過去を持つ。香坂は富永から学園の理事長・金崎玲子(和田アキ子)を紹介されるも、“警察の介入は不要”と告げられる。だが香坂は納得せず、その後も捜査を続ける……という展開だった。

 新たな悪役として投入された梅沢&和田のキャスティングに文句はない。むしろ、アンチの多い和田が今以上に視聴者から嫌われそうな役柄を引き受けたのは感心できる。それよりも問題なのは、芳根京子演じる三島祐里だ。

 三島はこれまで警視庁人事課職員として登場していたが、第5話のラストで異動希望を提出し、今週から豊洲署の刑事となった。が、この三島というキャラクター……真面目で正義感があるのはわかるのだが、ちょっと“いい子ちゃん”すぎて世間知らずに見える。そして、今回はかなり“鈍くさい”部分も際立った。

 香坂の指示で、早明学園経理課勤務の矢部貴志(ユースケ・サンタマリア)を尾行していた際、三島は倒れてくる鉄パイプが直撃しそうになったところを山田に助けられた。その隙に矢部が右に逃げたのを、山田は駆け付けた香坂らに「左に逃げました」と嘘をついたのだが、三島は驚くばかりで訂正せず、そのせいでほかの刑事らは左へ。インターネット上では、「『右です!』って言えば良かったのに!」「三島、何ボサッとしてんの?」などと批判が飛び交った。

 結局、三島はあとで香坂と2人のときに「矢部が逃げたのは逆の方向でした……」と打ち明けたが、すぐに「けど、山田さんがいなかったら私は大ケガしてたと思います!」と付け加えた。いやいや、仮にも警察のあなたが、目の前で嘘をついた人間をめちゃくちゃ個人的な感情で庇うってどうなのよ。

 こういう女性キャラは同じ女性視聴者に嫌われる運命にあり、下手したら芳根本人の好感度にも影響しかねない。すでにネット上では“三島不要論”も噴出しているが、この先挽回できるだろうか。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

『小さな巨人』、無能過ぎで「捜査妨害レベルの刑事」芳根京子がドラマぶち壊しのページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!